水のコラム

お風呂の詰まりはなぜ起こる?原因の調べ方と対処法を解説!

2021年01月22日  お風呂のトラブル

お風呂の水の流れが悪い、逆流するといった排水にまつわるトラブルは、原因箇所によっては自力で解消できます。
今回は、お風呂の排水の仕組みや排水トラブルの原因究明の方法、自分でできる対処法などについてご紹介します。

お風呂の排水はこう流れていく

お風呂の排水は、洗い場の排水口を例に取ると、このような順番で下水道へと流れていきます。

排水口カバー→ゴミ受け(ヘアキャッチャー)→排水トラップ→排水管→排水枡→下水道

排水口カバーを開けると、シャンプーの際に抜ける髪の毛や石鹸カスなどのゴミをキャッチするヘヤキャッチャーがあり、それを取り外すと、排水溝に蓋のようにかぶさる排水トラップがあります。

排水トラップは、排水管から上がってくる悪臭や害虫を押さえる役目をするものです。排水トラップを取り外すと、排水管が現れ、水はそこを通って排水枡といって、家の排水が下水管に流れる前に一旦水を溜めておく場所に溜まり、そこから屋外の下水道へと流れていきます。

お風呂の排水ができない、詰まってしまった場合、このうちのどこかの箇所で詰まりが起きています。詰まりの原因が排水口に近ければ近いほど、対処は簡単なので自力での解決もできますが、遠くなるに従って難しくなります。

お風呂の詰まりの原因はこれだ!

お風呂の排水が詰まってしまう原因となるのは、

・髪の毛
・皮脂や垢
・洗剤や石鹸カス
・固形物

などです。

固形物以外は、排水溝や排水管に流れていったからといって、すぐに排水管が詰まって水が流れなくなるものではありません。
しかし、髪の毛や石鹸カスなどは、排水溝や排水管に付着したままの状態にしておくと、そこに細菌が繁殖し、ヌメリとなって排水管にへばりつくようになります。

そこへまた新たな髪の毛や皮脂や石鹸カスなどが流れてくると、それを取り込んでさらに頑強になり、排水管を狭めてしまうのです。こうなってしまうと、お湯を流したくらいでは取れなくなってしまうので、早めの掃除が最も有効な予防法になります。

お風呂の詰まりの原因はこうやって調べる

お風呂の水の流れが悪くなったら、まずどこで詰まっているのか、原因を探る必要があります。
そのためには、排水口カバーを開け、ヘアキャッチャーや排水トラップを外した状態で、水を流してみて下さい。

もし、水が問題なく流れれば、ヘヤキャッチャーや排水トラップに原因があります。その場合は、これらに付いているゴミや汚れを、歯ブラシやスポンジなどで取ってあげれば即、トラブル解決です。

もし水が流れなければ、排水管やその奥の排水枡に原因があります。
その場合は、まず排水管を掃除してみて、詰まりが解消するかどうかを試してみて下さい。
掃除をしても詰まりが解消しないようなら、排水管の奥や排水枡でなんらかのトラブルが起こっている可能性が高いです。ここまでくれば、自力で解決するのが難しいので、業者にお願いするのが最善の解決方法になります。

自分でできる排水管の詰まりを取る方法

お風呂場の排水管の詰まりが、比較的排水口から近い場所の場合は、その多くが自力で解決できます。また、詰まりを予防するためにも、定期的に排水管を掃除することをおすすめします。
ここでは、2つの方法をご紹介します。

①パイプクリーナーを使う
詰まりの原因が固形物でない場合に有効です。
「パイプユニッシュ」など市販のクリーナーを使って排水管の詰まりや汚れを落としましょう。クリーナーを選ぶ際は、お風呂の詰まりの主な原因である髪の毛を溶かすことのできる「次亜塩素酸ナトリウム」が多く含まれているものや、排水管の詰まり解消に有効な「水酸化ナトリウム」の濃度が1%以上のものを選びましょう。

使い方は、排水口のフタやヘアキャッチャー、排水トラップを取り外し、排水管や排水溝にクリーナーを指定された量だけ流し込みます。その後、使用法に従って一定時間放置したあと、シャワーなどでクリーナーを流せばOKです。

パイプクリーナーを使うときには、ゴム手袋やマスクをして、手や口に直接クリーナーが付かないようにしましょう。また換気を行い、使用量や放置時間を守るようにして下さい。

②重曹+お酢を使う
重曹とお酢(クエン酸)は、合わせることで発生する炭酸ガスの泡で、汚れを浮き上がらせて排水管の詰まりを解消します。パイプクリーナーと違い、手に触れても問題なく、発生するガスも無毒なので気軽に使えます。

使い方は、排水口のカバーを取り外し、重曹1カップを排水溝や排水管にまんべんなく振りまき、お酢2カップを回しかけます。すると泡が立ち始めますので、約1時間程度放置したのち、シャワーなどのお湯で泡を流せばOKです。

どちらの方法も、手間もお金もそんなにかかりませんので、排水管詰まりの予防のためにも、ぜひ定期的に行うことをおすすめします。お風呂場の排水管の詰まりは、排水トラップまでを外した状態で水を流すことにより、原因を突き止め、対処を行いましょう。

しかし対処をしても状態が変わらなければ、水道業者の出番です。
「水のサポート高知」では、高知市、四万十市、香南市、香美市を始め、高知県全域で水のトラブルに対応しています。お困りの際は、ぜひお気軽にご連絡下さい。

こうち水道職人 0120-492-315

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