床が水漏れした場合の対処法と注意点 |

水のコラム

床が水漏れした場合の対処法と注意点

2021年08月10日水漏れトラブル

床が水漏れした時の対処法

ある日床を見てみるとあたり一面びしょびしょに濡れている、なんてことが起こった時に対処法を知っていると知っていないとでは大違いです。今回は、床からの水漏れを早期対処するための方法をご紹介します。床下の水漏れが心配な方は、ぜひ試してみてください。

元栓や止水栓を閉める

水漏れが起こった際慌てれば慌てるほど、水が流れっぱなしの状態で作業に移ってしまいます。それでは埒が明かないのでまずは、元栓や止水栓を閉めましょう。元栓や止水栓は、基本的に屋外に埋めてあります。

「止水栓メーター」と書かれているメーターボックスの蓋を開けると、水道メーターとバルブがあるので、バルブを回して水を止めましょう。また、メーターボックスの場所は一戸建てとマンションで違い、一戸建ての場合、駐車場やお庭にあり、マンションの場合、ガスメーターの近くにあることが多いです。しかし、元栓や止水栓の場所は住宅によって違うので、あらかじめ探しておくことをおすすめします。

乾燥と除菌を行う

元栓や止水栓を閉めたら、今度は乾燥と除菌を行います。床を水漏れ前の状態に近づけるだけでなく、カビや最近の発生を抑えられるからです。

・乾燥と除菌のやりかたは？
初めに乾いた雑巾で床の水を、できるだけ拭き取ります。次に部屋の窓を開け、室内全体を換気、乾燥させましょう。最後に床が乾燥しきったら、アルコールで消毒して乾燥と除菌は完了です。

それでも止まらない場合、業者を呼びましょう

元栓や止水栓を閉めても水漏れが止まらない場合、すぐに業者を呼びましょう。専門の知識がない方は、元栓や止水栓を閉める程度のことしかできません。自分で無理に修理しようとして被害が拡大する前に、いち早く業者を呼んでください。

床からの水漏れの原因は？

フローリングや畳の下を開けないのに、どうして床の下から水が漏れるのでしょうか。これには、れっきとした原因があります。ここからは、床からの水漏れの原因を解説していくので、ぜひ参考にしてください。

・床下排水管が劣化している
床からの水漏れの多くは、床下排水管の劣化が原因です。排水管は長期間使うと、どんどん脆くなっていきます。脆くなった排水管のつなぎ目から水が溢れ、床から漏れ出しているのかもしれません。

加えて、排水で内側を流れるゴミでも、排水管は傷つきます。台所の排水口から流したゴミが、長い時間かけて排水管の中に溜まることで、詰まりを起こすと、水が正しく流れません。そうなると、排水管の中に水がどんどん溜まっていき、つなぎ目から水が噴射してしまいます。

床の水漏れを放置していると？

床の水漏れは、絶対に放置してはいけません。放っておくと甚大な被害につながるので、雑巾などで拭き取ることを忘れないようにしましょう。合わせて、水漏れを放置するとどうなるのかを解説していきます。

・カビが発生してしまう
床の水漏れを放置していると、カビが生えてしまいます。ご存知の通り、カビは湿気のある場所を好むため、水漏れした床は、絶好の住み処です。カビは、見た目も衛生上もよくないものなので、放置せず、早めに対処しましょう。

・家具や家電が傷む
家具が水に浸かってしまうと、腐ったり傷んだりします。特に、木製の家具だと、傷むスピードも速くなるので注意してください。加えて、家電はとても危険です。電源供給のための配線が水に触れると、感電してしまう恐れもあります。水漏れを確認したら、近くにある家具や家電を、濡れない場所に移動しましょう。

床の水漏れを防ぐためには？

床の水漏れの原因は排水管に問題がある可能性が高いです。床の水漏れを未然に防ぐためには、床下排水管のケアを心がけましょう。

・食べ物のカスをゴミ箱に捨てる
食べ物のカスはゴミ箱に捨てましょう。食べ物のカスを排水口から捨ててしまうと、排水管の中に蓄積されて、詰まりの原因になります。詰まった排水管は、床からの水漏れの原因になるので、食べ物のカスは絶対にゴミ箱に捨てましょう。

・パイプクリーナーで定期的に掃除する
パイプクリーナーを使って掃除をすることで、床下排水管をきれいな状態で保てます。排水管がきれいであれば、床からの水漏れの原因になることはないので、定期的な掃除を怠らないようにしましょう。