給湯器から水漏れする原因と対処法 |

水のコラム

給湯器から水漏れする原因と対処法

2021年09月12日給湯器の水漏れ

水のトラブルにおいて、給湯器からの水漏れはよく起こります。
給湯器は毎日使うため、水漏れを発見したらすぐに対処しましょう。

しかし、給湯器が水漏れした時の対処法は、まったく知らないことが多いです。
対処法を知らないために、水漏れを放置していると、さまざまな被害を誘発させる恐れがあります。

今回は、給湯器から水漏れする原因と対処法をご紹介します。

給湯器から水漏れする原因

給湯器から水漏れする原因には、さまざまなものがあり、中には思いがけないような原因まで存在します。
原因によっては、今すぐ対処すべきものも存在するので、ここから紹介する原因を理解し、正しい対処法を取りましょう。

・経年劣化によるもの
一般的な給湯器の寿命は、早いもので7年程度、長持ちするもので15年ほどです。
なので、15年以上使用すると、経年劣化して使われている部品などがサビたり、破損したりします。
15年以上使っていて、給湯器から水滴がポタポタと垂れてきたら、付け替えを検討してください。

・配管が凍っている
寒い地域にある住宅に取り付けてある給湯器は、中に溜まった水が凍って、配管を詰まらせます。

さらに、水は凍ると体積が増えるので、内側から配管を破壊してしまう可能性も低くはありません。
寒い地域にお住まいの方は、給湯器使用後、中に残った水をすべて出し切り、止水栓を閉めておきましょう。

また、配管が凍ってしまった時は、タオルを巻き付け、ぬるま湯をかけると解消できます。

・取り付けが間違っている
滅多にないことですが、給湯器は間違って取り付けられていることがあります。
給湯器の取り付け方が間違っていると、後から水漏れする可能性が高いです。

工事後の補償がある業者であれば、無償で修理してもらえるので、設置後すぐに水漏れするようであれば、連絡しましょう。

給湯器から水漏れした時の対処法

給湯器は、いつ水漏れするか分かりません。
なので、いざという時に対処法を知っておくと、焦らずに済みます。
ここから紹介する方法を、実際に、水漏れが発生したらぜひ試してみてください。

・給湯器を止める
水漏れを起こしたら、最初に、給湯器を止めましょう。
給湯器を止めないと、修理する際、故障の原因になります。

給湯器にはさまざまな配線が取り付けてあるので、万が一水に濡れてしまうと、ショートしたり感電したりと大変危険です。
水漏れを確認したら、まず初めに給湯器を止めましょう。

・業者に依頼する
給湯器が水漏れしたら、すかさず業者を呼びましょう。
給湯器は、知識がない状態で修理すると大変危険です。
修理の相場は、安いもので6万円、高いもので20万円ほどかかります。
寿命である7～15年が近づいてきたら、費用の準備を忘れないでおきましょう。

給湯器から水漏れしている時の注意点

給湯器が水漏れしてしまった場合、注意することがあります。
水漏れだけでなく、他の被害も招く可能性があるからです。
ですのでここからは、給湯器から水漏れしている時の注意点を紹介します。

・長時間放置しない
もし、給湯器が水漏れした場合、決して長時間放置しないでください。
長時間放置してしまうと、感電したり故障したりと、二次被害が起こる可能性が高いです。

また、ガス給湯器の場合、水漏れを起こすとガスが不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が室内に充満します。
室内に一酸化炭素が充満すると、一酸化炭素中毒を起こし、最悪の場合、死に至る可能性が高いです。

一酸化炭素は、無色かつ無臭なため、安心はできません。
水漏れした給湯器を長時間放置することはやめましょう。

・濡れた手で配線類を触らない
濡れた手で、配線類を触らないようにしてください。
基本的に配線類は、感電対策が施してありますが、劣化などにより銅線が剥き出しの状態であることがあります。
その銅線に触れると感電する恐れがあるので、濡れた手で配線類に触るのはやめましょう。

・下の階に漏水しないようにする
マンションなどの集合住宅にお住まいの方は、階下に漏水しないよう注意しましょう。

また、階下に漏水するほど、床が水浸しであれば、完全に乾燥させないと腐敗にもつながるので、合わせて注意してください。
もし、階下に漏水したら、すぐに大家さんや管理会社に連絡しましょう。