水のコラム
ユニットバスの交換費用はどれくらい?安く抑えるポイントも解説!
築年数とともに古くなってきたユニットバス。交換したいと思っていても、どれくらいの値段かかるのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ユニットバスの交換費用や安く抑えるポイントなどを解説します。最後まで読めば、ユニットバスの交換を効率よく行うことができますよ。
ユニットバスの交換費用
ユニットバスの交換費用には幅があります。相場価格としては、安くて45万円ほど、高くて150万円ほどになります。しかし、この価格は基本料金のみの値段。工事費用とオプションはまた別にかかります。
交換費用の内訳は大きく分けると「ユニットバスの本体価格」「工事費用」「諸費用」の3つです。ユニットバス本体の価格は、メーカーやグレードによっても変わってきます。
たとえば機能を付けないシンプルなユニットバスの場合は、大体25〜30万円ほど。最低限の機能だけをつけるなら、35〜40万円ほどの価格になります。快適で最新の機能にこだわるのであれば、60〜80万円ほどかかることも。
ユニットバスの解体や内装にかかる工事費用の相場は、35〜46万円ほどです。しかし、これはあくまでも相場です。状況により工事費用も異なってくるでしょう。加えて、オプションを追加するなら、さらに金額が上がります。
ユニットバスの交換費用を安く抑えるポイント
ユニットバスを交換する際、少しでも安く抑えるためには何ができるのでしょうか。ここで5つのポイントを紹介します。
■複数の業者に見積もりしてもらう
1つ目は、複数の業者に見積もりしてもらうことです。ユニットバス本体の価格は、業者がよく扱っているメーカーだと割引されることがあります。
また、同じ工事であっても業者によっては費用が異なることも。そのため、見積もり依頼を出して比較することは重要です。2〜5社ほどの見積もりをして本体価格が安い業者つけましょう。しかし、相場よりも安い工事費用を提示している業者には注意してください。
相場よりも安い工事費用を提示している業者は、いざ工事となったら「ここが劣化しているから変えないといけない」などといったさまざまな理由を付けて、最終的には膨大な金額を請求されたなんてケースも珍しくありません。
■ユニットバスのグレードを下げる
2つ目は、ユニットバスのグレードを下げることです。グレードの違いで本体価格に大きな差が生じます。約55万円のローグレードと比較してハイグレードは約119万円。グレードの高いものは高機能で魅力的ですが、予算に無理がある場合は、グレードを下げたほうがよいでしょう。
■本体以外をDIYでリフォームする
3つ目は、本体以外をDIYでリフォームすることです。自分で作業するなら人件費を削減できます。DIYする部分としては、シャワーヘッドの交換や鏡の張替えなどがあります。DIYに慣れている人は、床の張り替えや壁のリフォームもできるかもしれません。
しかしDIY初心者や自信がない人は、下手に作業してしまうとかえってお金がかかることも。自信がない人は無理をせず、業者に依頼しましょう。
■自治体の補助制度を活用
4つ目は、自治体の補助制度を活用することです。国や自治体の補助制度を活用するなら、助成金が発生します。その結果、コストを抑えることにつながるのです。その際は、一定の条件を満たしている必要があります。
たとえば、要支援または要介護認定を受けている家族がいる場合「介護保険制度」を活用できます。支援や介護に必要な浴室の改良などのリフォーム工事についても20万円の補助金を受け取れます。
さらに、次世代住宅ポイント制度というものもあるのです。節湯水栓や浴室乾燥機などのエコ住宅設備又は家事負担軽減設備のリフォームを対象に、1ポイント1円相当のポイントを受け取れます。
このような補助制度は自治体によっても異なるので、市役所や区役所のホームページ等で確認しましょう。
■施主支給でリフォームする
5つ目は、施主支給でリフォームすることです。自分で設備を用意すれば、安い店舗で購入するなどして費用を抑えることが可能です。また業者では購入できない設備を購入できたり、商品選択の幅も広がったりするかもしれません。
しかし設備に何か問題があった時には、自分でメーカーに問い合わせることが必要になります。また、施主支給に対応していない業者もあるため、事前に確かめておきましょう。
ユニットバスを交換する際に理解しておきたいポイント
ユニットバスを交換する際に理解しておきたいポイントを3つ紹介します。
■耐用年数を目安にする
ユニットバスを交換頻度は、一般的に15〜20年に一度といわれています。しかし、使用頻度は人それぞれです。そのため、年数が経過していなくても次のような症状が出てきたら交換しましょう。
たとえば、カビがすぐに発生して掃除してもなかなか消えない場合や排水溝から嫌な臭いが発生して残っているということがあるかもしれません。床や壁のひび割れやサビが目立ってきたり、コーキングは剥がれたり劣化していたりする場合もあります。
交換したいパーツの生産や販売が終了している場合も、ユニットバス自体を交換する必要があります。
■交換日数は2~6日程度かかる
2つ目は、交換完了には2〜6日かかることです。新しいユニットバスに交換する際、交換完が了する工事期間の目安は2〜6日です。その中で、大きな音が出る期間が1日ほどあります。そのため、工事の前には近所に挨拶することを忘れないようにしてください。
■戸建てとマンションでユニットバスのサイズが違う
3つ目は、戸建てとマンションではユニットバスのサイズの違いがあることです。戸建てはマンションに比べると天井の高さがあり、空間にもゆとりがあるためユニットバスもサイズが大きくなります。
戸建ての場合、1坪タイプ(160×160cm)以上が主流です。自宅の広さによっても導入できるかどうかは異なりますが、ゆったりとしたユニットバスを希望する人は1.25坪タイプ(160×200cm)か、さらに大きめのサイズを選ぶこともできます。
一方マンションでは空間に限りがあるため、0.75坪タイプ(160×120cm)が多く使われています。広さに余裕がある場合は、サイズアップすることも可能です。
加えて、戸建ては間取りに余裕があるため、高機能なラインナップが多くあります。マンションと比較すると、デザイン性に差があることは一目瞭然。
ただし、戸建てであってもマンションと同じコンパクトなユニットバスを導入することは可能です。基本的な性能はほとんど変わりません。サイズダウンしてコストを抑えることもできるでしょう。
ユニットバスの交換を依頼すべき業者は?
業者を選ぶ際には、まず会社の実績を確かめましょう。大手の場合は、インターネットで検索できますし、地元の工務店なら実際にリフォームした人のバスルームを見に行くこともできます。
次に、選んだ業者を2〜5社に絞って見積もりを依頼してください。見積もりでは、リフォーム会社の姿勢をチェックできます。それぞれの見積書をしっかり確認して、対応が悪かったり見積もりに時間がかかったりする業者は除外します。
各業者によって見積もりの形式に違いはありますが「一式」と表示されている際には、何が含まれているのか説明を求めてください。その中から、丁寧に説明する業者や、親切に対応する業者を選択することがおすすめです。加えて、適正価格でリフォームする業者であることも重要です。
いくつか業者を比較検討して、よりよいリフォーム業者を選んでください。
まとめ
ユニットバスの基本料金は、安くて45万円ほどの値段です。しかし、工事費用とオプションはまた別にかかります。
ユニットバスは決して安くはありません。少しでもコストを抑えるために、ユニットバスのグレードを下げたり、自治体の補助制度を活用したりで賢く交換しましょう。
業者を選ぶ際には、会社の実績を確認した上で2〜5社に見積もりを依頼することがおすすめです。安く抑えながらも、快適に過ごせるユニットバスを導入していきましょう。