水のコラム

シャワーのカランが故障?修理方法を解説

2022年11月04日  お風呂

シャワーを浴びようとしたときに、水漏れが起こったり、カランの切り替えが上手くできなくなったりすると、非常に困るのではないでしょうか。

この記事では、シャワーが故障した時に起こり得る不具合や対処方法を詳しく紹介します。事前に対策方法を把握して、緊急時に役立ててください。

シャワーが故障した時の症状

シャワーの故障と一口に言っても、さまざまな症状が見られます。以下で、主に見られる3つの症状を紹介します。

シャワーの水が止まらない
シャワーを使った後に蛇口を止めたつもりでも、水が止まらないときがあります。シャワーを上に向けて水が止まる場合は、シャワー内部の残留水が原因です。

シャワーを下に向けて溜まっている水をすべて出し切るようにしてください。シャワーを上に向けても水漏れする場合は、シャワーの切替バルブが故障している可能性があります。切替バルブを修理するか、取り替えるようにしましょう。

シャワーから水が出ない
シャワーを使用する際に水が出ない時には、まず、シャワーの内部に汚れが詰まっていないかチェックしましょう。

シャワー内部を掃除しても水が出ない場合は、シャワーの故障が疑われます。故障の原因が切替バルブか、水栓本体なのか、それとも給湯器にあるのか判断する必要があるでしょう。

まずは、水道業者に相談してみることをおすすめします。

お湯の温度が変化しない
シャワーから水が出るのに、お湯の温度が変化しない場合は、温度設定を確認してください。

給湯器の温度を設定している場合でも、シャワーハンドルの温度を低く設定していると、熱いお湯を出すことはできません。水圧が高くて、お湯が出ないということもあり得ます。

蛇口の下部分にある止水栓を調整し、水圧をコントロールしましょう。それでもお湯の温度が変わらない時は、故障が疑われます。

シャワーの故障時に用意したいもの

上記で取り上げたような症状が見られた場合、シャワーが故障したことが考えられます。

しかし、その場合にどんな工具を用意すれば良いのでしょうか。用意する道具は、意外にシンプルです。モンキーレンチとドライバー、また交換する切替バルブやスピンドル、水栓を用意してください。

どんな型番を使っているか確かめた上で、同じメーカーのものと交換するようにしましょう。切替バルブはホームセンターなどで、2,000〜3,000円の値段で手に入れることが可能です。

自分でシャワーのカランを修理する方法

では、自分でシャワーを修理したい場合、どのような手順を踏めば良いのでしょうか。以下で、具体的に説明します。

止水栓を止める
修理に取り掛かる前に、お風呂場の止水栓を閉めてください。壁付きの蛇口の場合、脚部に止水栓が付いていることが多いでしょう。

台付きの蛇口の場合は、台の側面に止水栓があります。溝にマイナスドライバーを差し込んで、右回りにしっかり閉めてください。止水栓が見つからない場合は、元栓を閉めて水漏れを予防しましょう。

古い部品を取り外す
水が出ないことを確かめてから、切替バルブ中央にあるネジキャップと切替ハンドルを外します。隙間にマイナスドライバーなどを入れると外れやすくなるはずです。

その後、切替ハンドルを引き抜いてください。続いて、ナットと古い切替バルブも取り外します。

新しい部品を入れる
新しい切替バルブを入れ、取り外した部品を元の状態に戻します。止水栓をゆっくり開いてシャワーのカランが正しく機能するかチェックしてください。

シャワーの水漏れを放っておくのが危険な理由

シャワーが故障した際、水漏れが発生することがあります。少しの水漏れだからと考えて放っておくと、後で取り返しのつかない事態に発展してしまうでしょう。

どのようなトラブルに発展する可能性があるのか以下で説明します。

カビや害虫がわく
お風呂を使用した後は、しっかり水を切って乾燥させた状態にします。しかし、シャワーから水漏れしている状態が続くと、換気扇を回しても、お風呂の中には湿気がこもってしまいます。湿気を好むカビや害虫が繁殖し、不衛生な環境になってしまうでしょう。

水道代がかかる
シャワーからの水漏れを放っておくと、高額な水道代を請求される恐れがあります。

修理費用や交換費用が勿体ないと考えて後回しにしないようにしてください。早めに対処する方が費用を安く抑えられるでしょう。

隣人トラブルの原因になる
集合住宅に住んでいる場合、下階に住んでいる住人に被害を与える恐れもあります。水漏れが原因で近所トラブルに発展することを避けるためにも、少しの水漏れでも放っておかないようにしましょう。

問題が悪化する
最初は少しの水漏れだったとしても、放っておくと問題はどんどん大きくなっていきます。初めは水滴ほどの水漏れだったとしても、数日経つと水漏れの量が悪化する恐れがあります。なるべく早めに問題に対処しましょう。

業者に依頼した時の相場費用

シャワーの修理を水道業者に依頼するとしたら、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

多くの場合、水道の修理費用に加えて、出張費用と部品代金がかかります。修理の程度によっても費用は変わってきますが、シャワーからの水漏れの場合は、本体代金だけで1〜2万円ほどかかります。水栓自体を交換する場合は、4〜5万円ほどかかることもあるでしょう。

その他、作業費は8,000円ほど、出張料金が3,000円ほどかかります。ただし、業者によっても費用は異なります。

自分で対処できない時は業者に依頼しよう

シャワーが壊れた場合、自分で原因を特定して修理することは可能です。作業自体もそこまで難しいものではありません。しかし、何が原因で故障しているか把握できなかったり、DIYに自信がなかったりする人は、水道業者を依頼するようにしましょう。

自信がないまま作業すると、部品を破損させたり作業自体を複雑にさせてしまいます。小さなパッキンを無くしてしまう恐れもあります。そのため、少しでも自分で作業するのが難しいと感じる場合には、すぐに業者に依頼するようにしてください。

まとめ

お風呂のシャワーから水が止まらない、水が出ないときには、シャワーのカランが故障したしているのかもしれません。

シャワーを上に向けたり、シャワー自体を掃除したりしても解決しない場合は、すぐに修理してください。放っておくと、水漏れが悪化しお風呂場がカビだらけになってしまいます。

自分でシャワーを修理する場合、最低限の道具と必要な部品を揃えた上で始めましょう。切替バルブや水栓を交換する際には、現在使用している型番と同じものを用意してください。

ただし、自分で交換するのに自信がない人は無理に行わないようにしましょう。水道のプロフェッショナルなら、問題をスムーズに解決することが可能です。業者によっても見積り料金は異なるため、比較検討して適正価格で行ってくれる業者を選ぶようにしてください。

こうち水道職人 0120-492-315

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