水のコラム

蛇口のハンドルの外し方を紹介!

2022年11月05日  水回り

蛇口のハンドルは、素人でも取り扱えます。交換を検討している人のなかには「蛇口のハンドルを外したいけれど、できるだけコストを抑えたい」という人も少なくないでしょう。その場合は、自分で蛇口のハンドルを外す方法が一番です。

本記事では蛇口のハンドルを外す方法を、詳しく紹介します。さらに、蛇口のハンドルが外れないときの対処法も解説しますので、ぜひ参考としてお役立てください。

蛇口のハンドルの外し方とは?

蛇口のハンドルの外す方法は、種類によって異なります。蛇口のハンドルにはハンドル型のほかに「単水栓・2ハンドル混合栓」と「1ハンドル混合栓」のレバーハンドル型があります。それぞれのケースごとの外し方を、早速チェックしていきましょう。

ハンドル型の場合
ハンドル型の場合は、丸いものや三角のものが多い傾向があります。学校や公園ではよく使われるタイプなので、馴染みのある人も多いでしょう。そういったハンドル型の蛇口を外すときは、プライヤーという工具が必要です。

プライヤーがない人は、ホームセンターなどから購入するようにしてください。取り外しを行う場合、まずハンドルの上にあるネジ、もしくはカラービスがあるかどうかの確認が必要です。

ネジやカラービスを確認してから、それをプライヤーでつまんで回し、ゆるめましょう。ネジやカラービスがゆるめば、蛇口のハンドルもゆるみ、取り外しが可能です。

【レバー型】単水栓・2ハンドル混合栓の場合
続いて、レバーハンドル型「単水栓・2ハンドル混合栓」の外し方をみていきましょう。レバーハンドルは、レバーを左右横に動かすことによって、水やお湯がでる仕組みの蛇口です。

また、単水栓は、お湯か水のどちらか一方が出るものです。対して2ハンドル混合栓は、お湯も水もでる水栓を指し、それぞれに対応する2つのハンドルがついています。単水栓のハンドルを外すときは、プライヤーでカラービスをつまんで回します。

2ハンドル混合栓の場合は、マイナスドライバーやキリなどを用意しておきましょう。2つのハンドルには、水とお湯の目印となる青と赤のキャップがついています。それをマイナスドライバー、もしくはキリを入れ、押し上げて外してください。

そうすれば、ハンドルが固定されているネジが見つかるはずです。ネジはプラスドライバーを使って外し、レバーハンドルを取りましょう。

【レバー型】1ハンドル混合栓の場合
レバーハンドル型「1ハンドル混合栓」は、ハンドル1つで水を出したり、温度を変えられたりするものです。上げ下げすれば水をだせ、左右横に動かせば水だけでなくお湯もだせます。

1ハンドル混合栓がネジなしで固定されている場合は、蛇口を引っ張ればハンドルが外れるでしょう。一方、横からネジで固定されている場合は、ネジを外さなければなりません。ネジを外すときは、キリなどを使って押し上げるように外してください。

ネジは、2ハンドル混合栓のように水やお湯の表示があるキャップの中にあるはずです。キャップはとても小さいことがほとんどなので、作業には注意しましょう。

ハンドルが固くて外れないときの対処法

作業中、蛇口のハンドルが固くて外れないときもあるでしょう。蛇口のハンドルが外れないと諦めてしまう人も多いのですが、対処法を知ればスムーズに外せます。蛇口のハンドルが外れなくなる原因をはじめ、具体的な対処法を紹介します。

ハンドルが外れなくなる原因
蛇口のハンドルが外れなくなるのは、溜まった水垢が原因になることがほとんどです。蛇口のまわりにある白い結晶は、水垢の一種です。水垢が白く結晶するのは、水に含まれているミネラルが固まるからです。

蛇口のハンドルに水垢が溜まってしまうと、動きが悪くなってしまいます。そのため、ハンドルの動きが固くなってしまい「外れにくい」といったトラブルにつながります。

またサビがあったり、変形したりしていると、蛇口のハンドルが外れにくくなります。蛇口のハンドルの内側には「スピンドル」という水の出し止めに使われる部品があります。スピンドルにサビや変形が生じると、ハンドルが固くなるので注意しましょう。

ハンドルをゆるめる方法
蛇口のハンドルをゆるめるには、潤滑油を使うことをおすすめします。潤滑油を使って緩める場合は、人体に害のない潤滑油を選んで作業をするようにしてください。

用意するものは、潤滑油やハンマー、ネジ、プライヤーです。ハンドル側面にあるナットはスピンドルごとプライヤーを使って外し、カラービスを取ります。カラービスを外すと穴があるので、その中に潤滑油をふきかけてください。

蛇口のハンドルが外れない場合、無理やり取り外そうとする人も少なくありません。無理やり蛇口のハンドルを外そうとすると、部品を壊してしまう恐れがあります。もし自分だけでは外せないときは、専門の業者に相談したほうがよいでしょう。

レバー型への交換もおすすめ!
蛇口の取り外しで「固い」と感じた人は、これを機にレバー型のハンドルへの交換を検討することをおすすめします。

レバー型のハンドルは、固くなって取り外しが難しくなることはほとんどありません。上下左右に動かせば簡単に水がでるので、きつく締まってしまうことは少ないのです。

またレバー型のハンドルは、動ける範囲が決まっているので水やお湯が多くですぎることはないでしょう。節水効果もあるため、家計にもよい影響があるはずです。

ハンドル周りの部品交換のポイント

蛇口のハンドルを外すときは、部品を交換する際のポイントを押さえておく必要があります。主に注意したいのは、スピンドルやパッキンなどの部品です。3つのポイントを詳しく解説しますので、スムーズな交換を意識しましょう。

蛇口のハンドルを外す
スピンドルやパッキンは、蛇口のハンドル周りの部品でも劣化や破損の恐れがあるものです。スピンドルやパッキンの状態をチェックするときは、まず蛇口のハンドルを取り外してください。外したハンドルにはスピンドルがついており、その上にはパッキンがあります。

スピンドルを外すときは、プライヤーを使ってください。プライヤーでスピンドルをつかんだら、左にまわしながらひねります。スピンドルにゆるみがでてきたことを確認できれば、手でつかみ取り外せるはずです。

スピンドルやパッキンなどの部品は、蛇口のハンドルを外さなければ見えない部品です。ハンドルの取り外し方は、種類によって異なるので自宅の蛇口ハンドルのタイプをよく見極めるようにしましょう。

六角形のナットは捨てない
スピンドルやパッキンを交換する場合、蛇口のハンドルを外すので、付随する部品をなくしがちです。特に、六角形のナットはなくしやすい部品の一つです。六角形のナットは、スピンドルの先についているものです。

スピンドルを取り外す際に残っていたパッキンは捨てることになりますが、そのときに誤って六角形のナットも捨ててしまう場合があります。

六角形のナットがなくなると、スムーズに蛇口のハンドルに必要な部品を交換できなくなります。作業中は、部品がどこにあるのかわかりやすくするためにも、整理整頓は心がけるようにしてください。

最後に水やお湯が出るかチェックする
蛇口のハンドル周りの部品交換に成功したら、最後に必ずお湯や水がでるのか確認するようにしてください。スピンドルやパッキンを新しいものに交換し、プライヤーできちんと固定したうえで六角形のナットを付けたとしても、正常に作動しなければ意味がありません。

水やお湯がでないということは、交換の過程で何かしらのトラブルか、部品がたりない場合があります。水やお湯がでない原因が自分でわからないときは、専門の業者を頼ったほうがよいでしょう。

まとめ

蛇口のハンドルは、専門の技術や知識がなくても外せます。しかし、蛇口のタイプを把握しなければ適切な外し方はできません。

間違った外し方を行ってしまうと、蛇口のハンドルが破損する恐れがあります。また、いくら蛇口のハンドルが固くて外せないといっても、無理やり外すのはおすすめできません。

無理やり外すことも破損の原因になるので、自分では解決できそうにないトラブルは専門業者への相談を検討しましょう。蛇口のハンドル周りの部品交換に困ったときも、自分一人で悩まずに専門業者に相談してください。

こうち水道職人 0120-492-315

こうち水道職人 0120-492-315