水のコラム
排水溝の掃除は業者に頼むべき？掃除の仕方や業者の選び方について解説
排水溝の掃除は業者に頼むべき？掃除の仕方や業者の選び方について解説
排水溝の掃除は、衛生上の理由から定期的に行う必要があります。しかし、自分で行うのは手間がかかるだけでなく技術や知識が必要となるため、多くの人が業者に対応を依頼しているでしょう。
しかし、業者を選ぶ際には慎重な対応が必要であり、事前に料金相場や評判を確認したり、水道局指定業者であるかを確認したりする必要があります。
そこで本記事では、掃除の仕方や業者の選び方のポイントをおさえられるよう、排水溝の掃除に関する基本的な知識や上記のような業者選びのポイントについて解説していきます。
排水溝の掃除の仕方
排水溝は、定期的なメンテナンスが重要です。まず、水が流れなくなったら排水溝に詰まっているゴミや汚れを除去します。なお、排水口の上に布をかぶせて押し込むと圧力で詰まりが解消される場合もあります。
また、水を流しながら排水口にあるゴミ取り網を外し、ブラシでこすり落とす方法もあります。最後に、重曹やお酢を使った洗浄をすると効果的です。ただし、強い洗剤やドレンオープナーを使うことは避けて手袋を着用し、換気を十分にすることを忘れないでください。
業者による洗浄対応
以下では、業者による洗浄対応を紹介します。
高圧洗浄機の使用
業者による洗浄対応では、高圧洗浄機が一般的に使われます。高圧洗浄機は水を高圧で噴射することによって汚れを効果的に落とします。これにより、建物の外壁や屋根、駐車場や道路などのコンクリート面、排水溝などの汚れを綺麗に落とせます。
しかし、適切な技術と注意が必要であるため、業者選びには十分な注意が必要です。適切な業者を選んで安全に効果的な洗浄を行いましょう。
トーラーの使用
トーラーは高圧洗浄機の一種で、空気圧で噴射された水や蒸気を使用して、汚れを落とす機器です。高圧洗浄機とは異なり高熱の蒸気や水を噴射するため、より強力な洗浄力があります。
トーラーは建物の外壁や屋根、駐車場や道路、排水溝など、様々な場所で使用されます。また、車や機械などの洗浄にも使用されます。特に、油や脂肪などの頑固な汚れに対して効果的な洗浄ができます。
トーラーは高い洗浄力があるため、素人が使用する場合は危険です。また、高温の水蒸気が出るため火傷の危険性もあります。なお、業者は適切な圧力や温度、噴射角度などを調整しながら安全かつ効果的な洗浄を行うため、対応はすべて業者にお願いするようにしましょう。
業者用洗剤の使用
業者は洗浄の際に専用の洗剤を使用する場合があります。これは普通の水だけでは落としきれない頑固な汚れに対して効果的な洗浄を行うためです。
業者用洗剤は特殊な成分を含んでおり、それによって汚れを分解・溶解させることができます。例えば、油汚れや脂肪汚れに対しては界面活性剤が含まれている洗剤が効果的です。また、カビやバクテリアなどの微生物に対しては殺菌成分を含んだ洗剤が使用されます。
ただし、業者用洗剤を使用する際には人体や環境に対する影響が懸念されるため、適切な処理が必要です。
部品の分解掃除
部品の分解掃除は、機械や装置などの部品を分解してそれぞれの部品を細かく掃除することで、汚れや不純物を除去する方法です。これにより部品の寿命を延ばし、正常な動作を維持します。
部品の分解掃除は専門知識や技術が必要なため、業者への依頼が一般的です。そして、業者は部品を分解する際に適切な手順を踏み、部品を損傷することなく効果的に掃除を行ってくれます。
業者の選び方
続いて、業者を選ぶポイントを解説します。
事前見積もりを出してもらう
業者を選ぶ際には事前見積もりを出してもらいましょう。事前見積もりとは業者が行う作業内容とその料金を明確に示した書類のことで、これをもとに作業を依頼するかどうかを決められます。
作業内容や料金が明確になるため、トラブルや紛争の発生を防止できます。作業内容が明確であれば、業者との間での認識のズレやミスコミュニケーションを防止できます。
水道局指定業者である
水道局指定業者とは水道局から認定を受けた業者のことで、水道管の修繕やメンテナンス、水道工事などの業務の実施を正式に認められています。
水道局は安心して水道設備を利用できるよう、水道法に基づき水道管の管理・維持・改善に努めています。そのため、水道局では水道管に関する業務を行う業者に対して厳しい要件を設けており、指定業者には高い技術力と信頼性が求められます。
業者の費用相場
業者によって料金が異なるため一概に費用相場を示すことはできませんが、排水溝の清掃にかかる費用の目安は以下の通りです。
まず、一般的な排水溝の清掃には高圧洗浄機を使用する場合と手作業で行う場合があります。高圧洗浄機を使用する場合、料金は1mあたり500〜1000円程度となることが多く、手作業で行う場合は1ヶ所あたり1,000〜3,000円程度が相場です。
また、排水溝に何らかの問題がある場合、部品の修理や交換が必要になる場合があります。そして、部品の修理や交換にかかる費用は部品の種類や規模によって異なりますが、一般的には数千円から数万円程度が相場です。
ただし、業者によっては追加料金が発生する場合があります。たとえば、週末や祝日に清掃を依頼する場合や、夜間に清掃を依頼する場合などは、追加料金が発生する可能性があります。
また、業者によっては移動費や作業時間に応じた料金が設定されている場合もあります。
業者を選ぶ際に気を付けたいこと
業者を選ぶ際に気を付けたい点を紹介します。
料金にこだわりすぎない
業者を選ぶ際には、料金だけでなく以下のようなポイントにも注目しましょう。
まず、水道局指定業者であるかどうかを確認しましょう。水道局指定業者は技術力や信頼性が高く、安心して依頼できます。
また、清掃の方法や使用する機器についても確認しましょう。高圧洗浄機やトーラーなどの専用機器を使用すると、より効率的かつ確実に清掃できます。
さらに、業者の対応や評判も重要なポイントです。口コミサイトなどをチェックして、信頼できる業者を選びましょう。また、電話やメールでの問い合わせに対する対応や、現場での説明や作業の丁寧さなども、業者を選ぶ際には重要なポイントです。
最後に、料金については安すぎる業者には注意が必要です。料金が安い場合、技術力や信頼性が低い可能性があるため、安易に選ばないようにしましょう。
逆に、高額な料金を提示する業者も必ずしも技術力や信頼性が高いとは限りません。料金だけでなく業者の実績や対応力などを総合的に考慮して、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
深夜や早朝に連絡しない
業者を選ぶ際に気を付けるべきポイントの一つに、深夜や早朝に連絡しないというものがあります。この点については、以下の理由から重要なポイントとなっています。
まず、深夜や早朝に連絡すると業者のスタッフに不快感を与える可能性があります。一般的に深夜や早朝は休息時間とされているため、仕事や電話に対するストレスが大きくなるおそれがあります。
また、深夜や早朝に連絡すると通常よりも高い料金を請求される場合があるかもしれません。さらに、深夜や早朝に連絡すると問題の解決が遅れる可能性があります。
そのため、できるだけ通常の営業時間内に連絡してスムーズな対応を行ってくれる状況を作りましょう。ただし、緊急性の高い場合にはすぐにトラブルを解決する必要があるため、状況に応じた判断を行う必要があります。
まとめ
業者を選ぶ際に気を付けるべきポイントは、事前に見積もりを出してもらう点や水道局指定業者を選ぶ点、料金相場を把握する点、業者の評判を確認する点、深夜や早朝に連絡しない点などが挙げられます。
特に、料金にこだわりすぎたり深夜や早朝に連絡したりしてしまうと、料金が高くなった、問題の解決が遅れたりする能性があるため、注意が必要です。
また、事前に業者の評判を確認しておくと信頼性の高い業者を選ぶことができるため、依頼前に業者についてしっかりと調べておきましょう。
