水のコラム

【トイレが逆流】原因と対処法|安全な解決方法を解説

2025年01月29日  トイレ

トイレの逆流は日常生活に大きな支障をきたす緊急のトラブルです。突然発生すると慌ててしまいがちですが、適切な対処法を知っておくことで、被害を最小限に抑えることができます。

本記事では、トイレトラブルの専門家としてトイレの逆流が発生する原因から具体的な対処法、さらには予防策まで詳しく解説し、安全かつ確実な解決方法をお伝えしていきます。

トイレの逆流は危険なトラブル!慌てずに対処を

トイレの逆流は、単なる水漏れ以上に深刻な問題をはらんでいます。汚水による床材の腐食や健康被害のリスクもあるため、正しい知識を持って対処することが重要です。まずは逆流の原因を理解し、適切な初期対応を行うことから始めましょう。

トイレが逆流する主な原因

便器内のつまりは、最も一般的な逆流の原因です。トイレットペーパーの過剰な使用や、誤って流してしまった異物によって排水路が塞がれてしまうケースが多く見られます。

排水管の劣化も重要な要因の一つです。築年数の経過とともに管内部に汚れや錆が蓄積されると水の流れを妨げ、徐々に排水能力が低下して逆流のリスクが高まるのです。

大雨や災害時には、排水桝や下水管の処理能力を超えた水量により逆流が発生することもあります。このような場合は、一時的に使用を控えるなどの対応が必要です。

逆流発生時の初期対応のポイント

逆流が発生したら、まずトイレの使用を直ちに中止してください。続けて使用すると状況が悪化し、被害が拡大してしまう恐れがあります。

次に、床や壁への汚水の広がりを防ぐため、周囲にタオルや新聞紙を置いて養生します。汚水が広がり、フローリングの腐食や壁紙の劣化などの二次被害を防ぐためです。

可能であれば、便器内の水位を少し下げておくとその後の作業がしやすくなり、再度溢れるリスクも軽減できます。ただし、完全に水を抜くことは避けてください。

逆流の状況が深刻な場合や、原因が特定できない場合は、無理な対処は避け、専門業者への連絡を検討しましょう。

トイレの逆流を引き起こすメカニズム

トイレの逆流は、排水設備の構造や使用状況が複雑に関係し合って発生するトラブルです。その仕組みを理解することで、より適切な対処と予防が可能になります。排水管の基本的な構造と、逆流が発生しやすい条件について詳しく解説していきます。

排水管の構造

トイレの排水管は、一般的にS字型の形状をしています。この形状には、下水からの臭気を防ぐ重要な役割があり、常に溜まっている水が臭気を遮断する封水として機能しています。

排水管は便器から下水本管まで、徐々に太くなる構造になっています。これは、水流を適切に保ちながら、汚水をスムーズに流すための工夫です。

逆流が起きやすい条件

排水管内の水圧バランスが崩れると、逆流が発生しやすくなります。特に大雨の際は、下水管に大量の雨水が流れ込むことで水圧が上昇し、その圧力で汚水が押し戻されやすいです。

建物の構造上、地下や半地下にトイレがある場合は特に注意しましょう。排水を上向きに送る必要があるため、排水ポンプの故障や能力不足が逆流につながりやすくなります。

また、排水管の老朽化も重要な要因です。長年の使用で管内に汚れが付着し、通水断面が狭くなると、わずかなつまりでも逆流が起きやすくなるのです。

寒冷期には、排水管内の温度低下で油脂類が固まりやすくなり、管壁に付着して徐々に蓄積します。やがて排水の流れを妨げ、逆流の原因となることが少なくありません。

古い建物では、排水管の接続部分が経年劣化により緩んでいることがあります。この場合、通常の使用でも水漏れや逆流が起こりやすい状態です。

自分でできる応急処置と対処法

トイレの逆流を発見したら、まずは落ち着いて状況を確認することが大切です。原因や症状によっては、専門家に依頼する前に自分で対処できるケースもありますので、安全に試せる応急処置と対処法をご紹介します。

排水管の詰まりを解消する方法

最も基本的な対処法は、お湯を使用する方法です。40~50度程度のお湯を用意し、便器内に静かに流し込みます。お湯の温度が高すぎると便器を傷める可能性があるので注意しましょう。

水を勢いよく流し込む方法も効果的です。バケツの水を腰の高さから便器に流し込み、水圧でつまりを押し流すことができます。ただし、水が跳ねる可能性があるので、周囲に注意を払いましょう。

封水を確保して臭気を防ぐ

トイレの臭気対策として最も重要なのが、封水の確保です。封水が不足すると下水から悪臭が上がってくるため、適切な水量を保つ必要があります。

便器に水を足して封水を確保する際は、水を勢いよく流さず、ゆっくりと注ぎます。急激な水量の変化は、かえって問題を悪化させる可能性があるためです。

ラバーカップを使った対処法

ラバーカップは、比較的手前でのつまりに効果を発揮します。使用する際は、まず便器に水を張り、ラバーカップを完全に水没させることがポイントです。

ゴム部分を排水口にしっかりと密着させ、上下に押し引きする動作を繰り返します。この際、力を入れすぎると便器を傷める可能性があるので、適度な力加減を心がけましょう。

市販の排水管洗浄剤の使い方

排水管洗浄剤を使用する際は、必ず使用説明書をよく読んでから作業を始めます。製品によって使用方法や注意点が異なるため、指定された量と手順を守ることが重要です。

洗浄剤を使用した後は、30分から1時間程度放置して効果を待ちます。その後、十分な量の水で流し、つまりが解消されたかを確認します。

効果が見られない場合は、すぐに別の薬剤を使用せず、一度水で十分に流してから次の対処法を検討しましょう。複数の洗浄剤を混ぜることは、危険な化学反応を引き起こす可能性があります。

無理な対処は、かえって状況を悪化させる可能性がありますので、一度これらの対処法を試して改善が見られない場合は早めに専門家に相談してください。

逆流を防ぐための日常的な予防策

トイレの逆流は突然発生すると思われがちですが、実は日頃のメンテナンスで予防できるトラブルです。適切な使用方法と定期的な点検を心がけることで、逆流のリスクを大幅に減らすことができます。

日々のメンテナンスで防ぐ逆流

トイレを流す際は、排泄物の量に応じて適切な水量を選びましょう。「大」レバーと「小」レバーを正しく使い分けることで、排水不良を防ぐことができます。

誤った節水方法は逆流の原因となります。特にタンク内にペットボトルを入れて水量を減らす方法は、必要な水圧を得られず、むしろ詰まりのリスクを高めてしまいます。

定期的な排水管の清掃方法

月に1回程度、市販の排水管クリーナーを使用して予防的な清掃を行うことをお勧めします。使用する際は必ず説明書をよく読み、適切な量を守りましょう。

排水口周りは週1回程度、お掃除ブラシで清掃します。目に見える範囲の汚れを定期的に除去することで、つまりの予防になります。

まりやすい異物に注意

トイレットペーパー以外の紙類は絶対に流さないようにしましょう。「流せる」と表示があるウェットティッシュや、トイレクリーナーシートでも、完全には溶けないことがあります。

水に流せない異物として特に注意が必要なのは、子供のおもちゃやアクセサリー類です。トイレ周りには必要最小限の物だけを置くようにしましょう。

高知県内のホームセンターでトイレメンテナンス用品を購入

DCM御座店

住所:高知県高知市北御座4-6 DCM御座店2階

営業時間:9:00〜20:00

建築材料やDIY用品が充実しており、トイレ関連の修理用品も豊富に取り扱っています。

コーナン高知駅前店

住所:高知県高知市北本町二丁目8番16号

営業時間:9:00〜21:00

駅前の好立地で利便性が高く、トイレ用品の品揃えも豊富です。スタッフの対応も丁寧で相談しやすい環境です。

ホームセンター ブリコ 桟橋店

住所:高知県高知市桟橋通5丁目7-7

営業時間:7:00〜19:30

清掃用品や修理用品が充実しており、トイレメンテナンス用品も幅広く取り揃えています。

定期的なメンテナンス用品の補充は、これらのホームセンターを活用すると便利です。必要な道具や洗剤類を常備しておけば、トラブルの予防や早期対応が可能になります。

トイレ逆流時の重要な注意点

トイレの逆流に遭遇した際、焦って誤った対処をしてしまうと状況を悪化させる可能性があります。避けるべき危険な対処法と専門家に依頼すべき状況、そして二次被害を防ぐためのポイントについて解説します。

してはいけない危険な対処

塩を使用したつまり解消は絶対に避けてください。塩は排水管を腐食させる原因となり、設備に深刻なダメージを与える可能性があります。

複数の洗浄剤を同時に使用することも非常に危険です。異なる洗浄剤を混ぜると有害なガスが発生する可能性があり、健康被害のリスクがあります。

熱湯を直接流すのも避けるべき対処法です。便器の破損や、排水管の接続部分を傷める可能性があります。

業者に依頼すべき状況の見極め

地下や半地下のトイレで逆流が発生した場合は、すぐに専門家に依頼しましょう。排水ポンプの故障が原因である可能性が高く、専門的な修理が必要です。

大雨や災害時の逆流も、専門家に対応を任せましょう。下水管の処理能力を超えた状態のため個人での対処は困難です。

異物が奥深くにつまっている場合も、無理な対処は避けましょう。ワイヤーブラシなどで強引に押し込むと、排水管を傷めかねません。

二次被害を防ぐためのポイント

汚水が床に広がった場合は、すぐに消毒作業が必要です。放置すると床材の腐食や悪臭の原因となります。

臭気対策も重要です。逆流により下水の臭いが室内に充満すると、壁紙や家具に臭いが染み付く可能性があります。

電気製品がある場合は、感電の危険があるためすぐに電源を切り、安全な場所に移動させましょう。

不安な場合は、迷わず専門家に相談することをお勧めします。

トイレの逆流は「こうち水道職人」へ

トイレの逆流でお困りの際は、水道修理のプロフェッショナル「こうち水道職人」にお任せください。年中無休・24時間受付体制で、お客様の緊急事態に迅速に対応いたします。

最短30分での現場到着を実現し、トイレの逆流による被害の拡大を最小限に抑えます。水道局指定工事店として、確かな技術と経験を活かした適切な修理対応が可能です。

料金に関しても、作業前に詳細な見積もりを提示いたします。追加料金の心配がないため、安心して修理をご依頼ください。

お支払いは、現金はもちろん、クレジットカードやQRコード決済、コンビニ支払いなど、お客様のご都合に合わせて柔軟に対応可能です。

特に以下のような状況が起きたら、すぐにご連絡ください。

  • ●自力での対処が難しいつまり
  • ●地下・半地下のトイレの逆流
  • ●災害時の排水トラブル
  • ●排水ポンプの故障が疑われる場合

プロの技術者が迅速に駆けつけ、状況を見極めた上で最適な解決策をご提案いたします。水まわりのトラブルでお困りの際は、お気軽に「こうち水道職人」までご相談ください。

こうち水道職人 0120-492-315

こうち水道職人 0120-492-315