水のコラム
洗面所の詰まりに！意外と使える家庭の常備品3つ
洗面所の水がいつまでもボウルに溜まってなかなか流れていかない。
すごく気になりますよね。でも業者にお願いすれば時間もお金もかかりそう…。
そんな時にまず確認すべき点や、家庭の常備品を使った対処方法を3つご紹介します。
洗面所の詰まりはどうして起こるのか？
洗面所は、家族が手を洗ったり、身支度を整えたりする場所です。キッチンよりも流されるモノの種類は少ないのですが、他の水回りよりも排水口が小さく、排水管も細いので、詰まりやすい場所でもあります。
洗面所の詰まりを起こす主な原因となるのは、髪の毛や石鹸カス、水垢など、徐々に蓄積して排水口や排水管を塞いでいく「汚れ」です。これらの物質は、排水管内に付着し、そこに細菌が繁殖してヌメリとなり、そのヌメリにまた髪の毛が付着して…と排水管内で詰まりの悪循環を起こしてしまうのです。
もう一つの原因は、身支度をしているときに、誤って落としてしまったヘアピンやピアス、指輪などの小物類です。これらは水に溶けることがないので、長時間排水管の中にとどまり続け、そこにまた髪の毛などが絡まって、詰まりの元となります。
洗面所の詰まりを予防するためにすべきこと
洗面所は排水管が細いので、短いサイクルでの掃除が一番の予防になります。
排水口には、髪の毛が排水管に流れるのを防ぐための、ヘアキャッチャーと呼ばれるゴミ受けが付いています。週に一度は、要らなくなった歯ブラシなどでヘアキャッチャーのヌメリや髪の毛を取ってあげましょう。
また、月に一度はパイプユニッシュ（パイプクリーナー）などを使って、排水管にへばりついたヌメリや髪の毛などを溶かしてしまいましょう。パイプクリーナーを使うことによって、洗面所の悪臭を取り除くこともできます。
詰まりの原因別、自力でできる解決法3つ
日常的にお手入れをしていても、もし洗面所の水が流れなくなってしまったら、業者を呼ぶ前に、まず以下の方法を試してみて下さい。使う道具も大抵のお家にあるものなので、費用もかかりません。
①ストローを使って
1.ちょっと太めのストローの先端を、尖らせるようにして、左右から斜め上にカットする。
2.尖りに添うように、先端から5mmの間隔を開け、2/3程の長さまで両側からハサミで斜め上に切り込みを入れていく。
3.排水口からヘアキャッチャーを抜き取り、排水管の中にストローを突っ込む。
4.引き抜く際、排水管を擦るようにする。
5.3.4.を何度か繰り返す。
排水管からストローを引き抜く際、切込みが開き、ゴミやヌメリが切込みに引っ掛かって取れます。
②ペットボトルを使って
1.排水口にぴったりとはまるペットボトルを探す。
2.ボウルの水抜き穴（ボウルの水が溢れないよう上部に空いている穴）をガムテープなどで塞ぐ。
3.排水口からヘアキャッチャーを外し、飲み口を排水口にすき間なくはめる。
4.ペットボトルを10回ほど凹ませる。
5.ペットボトルを排水口から離し、詰まりが直っていることを確認する。
昔から排水管の詰まりを直す道具にラバーカップ（スッポン）と呼ばれるものがあるのですが、ペットボトルはそのラバーカップの代用品です。ですので、排水口にぴったり合うペットボトルでないと効果が半減してしまいます。
また、ペットボトルは手で凹ませやすい、薄いものが適しています。
③重曹＋クエン酸を使って
1.排水口からヘアキャッチャーを外して、排水管に重曹をたっぷり振りかける。
2.クエン酸を重曹の半分の量振りかける。
3.ぬるま湯（40～50度）を少しずつ排水管に流し入れる。
4.泡が出てきたら、1時間程度放置する。
5.ぬるま湯で粉が残らないよう一気に流す。
重曹もクエン酸も、100均やドラッグストアなどで簡単に手に入ります。キッチンやお風呂の掃除にも使えるので、家に常備しておくと便利ですよ。
最終手段はパイプクリーナー
ストローやペットボトル、重曹＋クエン酸を使っても、詰まりが改善しなかった場合は、排水管洗浄用のパイプクリーナーを使ってみましょう。
1.パイプクリーナーをぬるま湯につけて温める。
2.排水口からヘアキャッチャーを取り除き、排水管にパイプクリーナーを流し込む。
3.指定された時間（30～1時間程度）放置する。
4.薬剤が残らないよう一気に水を流す。
パイプクリーナーを使用する際は、必ず換気を行い、指定された量、放置時間を守って使用して下さい。
洗面所は排水管が細いため、詰まりの起こりやすい場所です。日頃のお手入れはもちろん、詰まってしまったら、まずは自力でつまりが解消できるか試してみましょう。
それでもダメだった場合は、ぜひ水のサポート高知までお知らせ下さい。
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