洗濯機から水漏れが発生したらすべきこと |

水のコラム

洗濯機から水漏れが発生したらすべきこと

2021年09月12日洗濯機のトラブル

水漏れの場合にまずすべき事は

洗濯機から水が漏れていることに気が付いたら、まずは洗濯機を停止させてください。
そして蛇口を閉めて給水をストップさせましょう。

水漏れと一口に言っても発生する場所はさまざまです。
場所によっては蛇口が開いたままだといつまでも水が漏れ続けてしまうので、まずは洗濯機を止めて蛇口を閉めましょう。

どこから漏れているか確認する

次に、どこから水が漏れているのか特定しましょう。
洗濯機周りの水漏れは、大まかに分けると蛇口回り・ホース類・洗濯機本体の3箇所に分けられます。
その中でも各パーツのつなぎ目から漏れている場合もあるので、細かい部分まで確認しましょう。

ここからは、水漏れが発生した場所ごとにそれぞれ原因と対処法をご紹介していきます。

蛇口回り

・蛇口のナットから水漏れしている場合
蛇口のナットから水が漏れている場合は、ナットが緩んでいるか内部のパッキンが劣化していることが考えられます。

まずはナットを指で軽く触ってみてください。
簡単に回せてしまう場合は緩んでいる証拠なので、レンチを使って締め直してください。

ナットに問題がない場合は、内部のパッキンが経年劣化により縮んで硬化し、隙間ができている可能性が高いです。
この場合はパッキンを新品と交換することで対処できます。
メーカーによってサイズが異なるので、必ず現在使用しているパッキンと同じ商品を購入しましょう。

・蛇口のニップルから水漏れしている場合
蛇口の吐水口から水が漏れている場合は、ニップル部分が上手くはまっていない可能性があります。
ニップルとは、吐水口に直接ネジで取り付けることでホースの装着を簡単にするパーツです。
ネジが緩んでいる可能性があるので、指で触って確認しましょう。

緩んでいる場合は、プラスドライバーを使って閉め直すことで解消します。
締め直しても漏れ続けている場合は、ニップル自体が劣化している可能性が高いです。
ホームセンターなどで販売しているので、新品を購入して付け替えましょう。

ホース周り

・ホースとの接続部から水漏れしている場合
ニップルと洗濯機の間をつなぐ給水ホースから漏れている場合は2パターンに分けられます。
まず、接続部から漏れている場合はパッキンの劣化が原因と考えられます。
一度取り外して、パッキンを新品と交換してみてください。

また、交換する際に一旦ホースを取り外しますが、その時に接続部に付いたゴミやサビをきれいに取り除いてください。
こういった細かな手入れによって、パッキンを長持ちさせられます。

・ホース本体から水漏れしている場合
接続部以外にホースから水漏れしている場合は、ホース自体に切れ目があるか、もしくはヒビ割れている可能性が高いです。
この場合はホースを丸ごと新しいものと交換する必要があります。

といっても交換作業は簡単なので、ホームセンターなどで新品のホースを購入してぜひ挑戦してみてください。
単純な作業なので10分もあれば行えるかと思います。
取り付ける際はしっかり「カチッ」と音が鳴るまで奥に入れましょう。

洗濯機本体

・排水口まわりで水漏れしている場合
洗濯機の排水口から水が漏れている場合は、排水ホースが緩んでいないか確認し、緩んでいる場合はしっかり接続し直してください。
排水口の種類によっては、ネジで接続されている場合もあります。
この場合はネジを締め直して様子を見てみましょう。

・洗濯機の下から水漏れしている場合
洗濯機本体から水漏れしている場合は、自力で修理することは非常に難しいです。
気が付いたら洗濯機を停止して蛇口を閉め、すぐに水道修理業者に連絡して点検してもらいましょう。

水漏れを予防する方法

洗濯機の使い方を見直せば、水漏れの発生を避けることができます。
ここからは今すぐできる簡単な予防策をご紹介するので、ぜひ参考にして実践してみてください。

・蛇口を毎回閉める
洗濯機を使用していない時は、基本的に蛇口を閉めておきましょう。
開いたままだとパッキンの劣化を早めてしまいます。

・洗濯物を入れすぎない
洗濯物をたくさん詰めてから回すと、本体が激しく振動してしまうため故障の原因になります。
水漏れだけでなく洗濯機の寿命も縮めてしまうので、8割程度の量で回すことを心がけましょう。

・定期的に洗濯槽の掃除をする
洗濯機は1ヶ月に1回程度のペースで洗濯槽の掃除をすることをおすすめします。
内部に溜まったごみや汚れを洗い流せるので詰まりも発生しづらくなり、悪臭も防げるうえに洗浄力が上がります。
洗濯機に標準で洗濯槽のお掃除コースが搭載されているモデルも多いので、定期的に行いましょう。