水のコラム

重曹で解消できるトイレつまりの種類と方法

2023年07月28日  トイレのトラブル

重曹で解消できるトイレつまりの種類と方法

突然トイレつまりが起きたら焦り、どうしたらいいのか分からない人は多いのではないでしょうか。

トイレつまりに便利なのが重曹です。重曹は家にすでに置いてあることが多く、新たに買うとしてもスーパーで気軽に買えます。

今回は重曹で解消できるトイレつまりの種類、解消する方法、さらに重曹にクエン酸もプラスした応用編を紹介します。

重曹のみで対応できるトイレつまりの種類

重曹で対応できるつまりとはどのようなものでしょうか。

水の弱い流れによるつまり
流す内容量に対して水の流れが弱ければ、流し出せずつまることがあります。

流れていく様子を見ていると流しきれなさそうな状況や、流したつもりでもトイレットペーパーが見えていたらつまっている可能性が高いです。

便の量や状態によるつまり
大きめや固めの便は、排水管の奥でつまることがあります。防ぐ手立てとしては便のときは大モードで流すこと、便のみで流すことなどが挙げられます。

便で何度も水を流すのはもったいないと感じるかもしれませんが、水を節約したことで起きたトイレつまりを解消するのは労力がかかり、自分でどうしようもない場合は業者を呼ぶことになります。

節約のはずなのに余分にお金がかかることもあります。流す容量に余裕をもつようにしましょう。

重曹のみでトイレつまりを解消する方法

しかしどんなに気をつけても、トイレつまりが起きることもあります。その際は落ち着いて重曹を使って対処してみましょう。

必要なもの
必要なものはどこの家庭にもあるようなものです。まずは重曹で2分の1から1カップほど用意します。

つまりがひどい場合は1カップほどと多めに使用します。そしてバケツとバケツに40度程度のお湯を用意しましょう。

お湯の量は大体便器の半分くらいあれば十分です。この時に沸騰したお湯は使わないように注意しましょう。

トイレの排水管や便器は熱湯を流すのに想定された仕様ではないので、ひび割れが起きたり傷めたりする場合があります。しかし冷水では重曹の効果を生かしきれないので、40度程度のぬるま湯をおすすめします。

そして給油ポンプ、ゴム手袋、新聞やビニールシートの全部で7点を用意します。

手順
最初にゴム手袋をはめて、すべての作業を行うように注意しましょう。まず万が一水があふれないように、温水洗浄便座は電源をオフにしてコンセントを抜きます。

そして飛び散っても大丈夫なように、新聞やビニールシートを便器の周りに敷きつめます。

まずは便器にたまっている水の量を調節します。トイレつまりが起きている際は、基本的に水が多くなっている状態なので給油ポンプを使って水を吸い上げて、普段ぐらいの水量にします。

そしてその便器に重曹を先にいれて、お湯をいれます。お湯は優しく注ぎましょう。

泡が出てくるのを確認できたら、そのまま1時間ほど放置します。そしてバケツでゆっくり水を注いで完了です。

もしこの重曹を使った方法で解消されなければ重症なつまりか、手の届かないところでつまっている可能性があります。

そのため基本的には業者に依頼することになります。業者は高圧ポンプや薬剤を使用してつまりを解消できます。

重曹にクエン酸をプラスすると、さらにつまりを解消できる

重曹だけでも上記のようにつまりを解消できますが、重曹にクエン酸をプラスすることにより、重曹だけでは対応できなかったつまりが解消できます。

重曹とクエン酸は混ぜると炭酸ガスが発生します。その炭酸ガスによってトイレットペーパーが緩くなっていき、ほどけてつまりが解消されるというシステムです。

必要なものは追加でクエン酸を重曹の半分の量を用意するだけです。手順も最初の温水洗浄便座と新聞の準備や便器の水の量を調節するのも同じです。

そして重曹、クエン酸そしてお湯の順番で便器に入れていきます。この順番でいれると泡が発生します。同時にガスも出てくるので、窓を開けて換気を行うことを忘れないようにしましょう。

その後は水を流して、つまりを解消できたのを確認できれば大丈夫です。

クエン酸も簡単に手に入れられて、トイレつまり以外にも石鹸カスや水垢汚れ、電気ポット内の汚れなどいろんな掃除に使えるので常備しておくと便利です。

重曹にクエン酸をプラスすることで解消できるつまり

クエン酸もプラスすることによって、解消できるつまりを紹介します。

尿石によるつまり
トイレットペーパーなど身に覚えがないのに、トイレつまりが起きたら尿石つまりかもしれません。尿石つまりは突然発生するものではなく、日々蓄積されたものがつまりを起こすことが多いです。

便器内でこびりつくこともありますが、つまりを起こしている際は見えない排水管でつまっている場合があります。

年季のあるトイレだったり、掃除をあまりしていなかったり、また水の流れがあまり強くないトイレでは尿石が流しきれていなかったりすることが原因です。

尿石つまりは強力なつまりではないので、最初はラバーカップで解消されるか試してみましょう。

ラバーカップを便器の排水口にしっかり密着させて、力をこめて勢いよく引っ張ります。もしラバーカップでも解消されない頑固な尿石つまりであれば、重曹とクエン酸を使ってみましょう。

紙の流しすぎによるつまり
トイレットペーパーは水に溶けるようにできていますが、やはり大量に流すと溶けきれなくてつまってしまいます。普段の生活で大量に流さないように気をつけましょう。

トイレットペーパーは重曹だけでは解消できません。クエン酸を合わせることで発生する炭酸ガスでトイレットペーパーでのつまりは解消できます。

節水モードによるつまり
節水モードによるつまりも、トイレットペーパーを緩めればよいので重曹とクエン酸を使うのがおすすめです。

節水モードは節約になってよいですが、流す分量に対して水流が合っていなければつまりを起こしてしまい、重曹やクエン酸で解消できなかった場合は業者を呼ばなければなりません。

節水モード以外でも流す量は気をつけなければなりませんが、節水モードの場合は特に注意しましょう。

重曹で対応できないトイレつまりもある

トイレットペーパーや便であれば基本的に重曹でつまりが解消されますが、それ以外を流した場合は解消できない可能性が高いです。

例えば何か固形物を誤って便器に落としてしまい流してしまった、流せるおしりふきやトイレブラシ、猫用のトイレの砂などが挙げられます。

流せるおしりふきやトイレブラシはトイレットペーパーとは違い、水が浸透して緩くなるまでに時間がかかります。

トイレットペーパーと同じような感覚で流すとつまりを起こす場合があります。トイレットペーパー以上に余裕をもって流しましょう。

そして猫用の砂については、猫の排泄物は人間とは違います。固く、猫の毛も混じっているので水によってふやかされにくいです。

トイレに流せると書かれていても、一気に流すとやはりつまりが起きやすいです。また排水管の太さや便器によっては、トイレに流すには適してない場合があるので使用する前に確認しましょう。

まとめ

大量にトイレットペーパーなどを流さず、適量であれば基本的につまりを起こすことは少ないです。日頃からものを流しすぎないように気をつけましょう。

しかし普段から気をつけていても、ふとしたきっかけでトイレつまりが起きることもあります。まずは冷静に状態を確認しましょう。

パニックになって水をさらに流してみたり慌てて業者を呼んだりすると、余計悪化したり業者を呼ぶほどではなかったということもあります。どこら辺でつまりが起きているのか、何が原因なのかを落ち着いて調べましょう。

そしてつまりの原因に合わせて重曹のみか、重曹とクエン酸の両方を使ったほうがいいのか判断して解消を試みましょう。

こうち水道職人 0120-492-315

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