水のコラム

禁煙中こそ大切にしたい水分補給の習慣~心身のリセットを助ける「一杯」の力~【水道職人:公式】

2025年05月22日  その他


禁煙にチャレンジしていると、口さみしさや集中力の低下、イライラといった不快感に悩まされることも少なくはありません。
そんなときこそ大切なのが「水分補給」です。
 
実は、禁煙中の身体は通常よりも水分を必要としやすい状態にあります。
 
そこで今回は、禁煙中におすすめの飲み物や避けたい飲み物、水分補給のベストタイミングなどをご紹介します。
無理なく禁煙生活を乗り越えるためのヒントとして、お役立てください。
 

禁煙中の身体は水分を欲している


禁煙を始めると、身体の中ではさまざまな変化が起こります。
とくに注目すべきなのが、身体内の解毒作用の活性化です。
 
タバコに含まれるニコチンや有害物質は、長年にわたり肝臓や腎臓に負担をかけてきました。
禁煙を始めた直後から、これらの臓器はフル稼働して毒素を排出しようとします。
その際に必要不可欠なのが、「水分」です。
 
水分が不足すると、老廃物の排出が滞り、結果として頭痛やだるさ、肌荒れといった不快症状が現れることがあります。
また、喫煙によって鈍くなっていた「喉の渇き」を感じる力が、禁煙によって正常に戻ることも影響しています。
 
つまり、禁煙中は普段以上にこまめな水分補給が必要なのです。
 

口さみしさ対策にも有効


禁煙を始めた多くの方が感じるのが、「口さみしさ」です。
 
喫煙者の方は、口にタバコを銜(くわ)えていることが習慣になっています。
そのため、無意識のうちにタバコを吸いたくなる衝動に駆られることもあるでしょう。
 
そんなときには、ひとまず飲み物を口に含んでみてください。
水やお茶などの水分をこまめに摂取することで、口の動きを代替でき、吸いたい気持ちが和らぎます。
 
また、口腔内が潤うことでリフレッシュ効果も得られます。
ミントティーや炭酸水など、香りや刺激のある飲み物を取り入れるのもおすすめです。
味覚や嗅覚が回復しつつある禁煙初期にとって、これらの飲み物は満足感を与えてくれる存在となります。
 

禁煙中におすすめの飲み物


禁煙中の水分補給に適した飲み物には、いくつかの特徴があります。
 
まずは「水」です。
シンプルであるがゆえに、身体への負担がなく、デトックス効果を最大限に発揮できます。
朝起きた直後や食後、入浴後などのタイミングで積極的に取り入れましょう。
 
次に「ノンカフェインのお茶類」です。
ルイボスティーや麦茶、黒豆茶などは、身体を温めながらリラックス効果も期待できます。
とくに就寝前やイライラを感じたときに最適です。
 
「炭酸水」も有効です。
タバコの刺激が恋しいときに、無糖の炭酸水はのどごしや微細な刺激によって代替効果を発揮します。
レモンやミントを加えれば、爽快感がさらにアップするでしょう。
 
また、「野菜スムージー」や「味噌汁」のような水分を含んだ食品も、身体に優しく栄養価が高いのでおすすめです。
 

禁煙中に避けたい飲み物は?


一方で、禁煙中には控えた方がよい飲み物もあります。
その代表が、カフェインを多く含む「コーヒー」や「エナジードリンク」です。
 
カフェインには覚醒作用があり、タバコを吸いたくなる気分を強めてしまうケースがあります。
また、交感神経を刺激することでイライラを助長する恐れもあるため、摂取しすぎには注意が必要です。
 
さらに、「アルコール」も禁煙中は極力控えた方がよいでしょう。
お酒を飲むと気が緩み、少しくらいならとタバコに手を出しやすくなります。
とくに、飲酒の習慣と喫煙がセットになっている方にとっては、再喫煙の大きなリスク要因です。
 
なお、甘いジュースやスポーツドリンクなどは糖分の過剰摂取になりやすく、健康面からみて、あまりおすすめできません。
 

水分補給のタイミングとコツ


禁煙中の水分補給にはちょっとしたコツがあります。
それは、のどが渇く前に飲むという方法です。
 
のどの渇きを感じたときには、すでに軽い脱水状態になっているとも言われています。
1日を通して、定期的に少しずつ水分を摂取する習慣を意識しましょう。
 
【おすすめのタイミング】

  • 起床後
  • 食事の前後
  • お風呂の前後
  • 運動や通勤のあと
  • 寝る前のひと口

 
一度に大量に飲むのではなく、1回あたり200ml程度をゆっくりと飲むことで、身体への吸収効率も上がります。
また、常温やぬるめの飲み物を選ぶと、胃腸への負担が少なく済みます。
 
職場や自宅の目につく場所にマイボトルやコップを置いておくと、自然に水分補給の回数が増えるのでおすすめです。
 

世界禁煙デー


5月31日は「世界禁煙デー」ということをご存じでしょうか。
 
世界禁煙デーとは、世界保健機関(WHO)が定めた記念日で、平成元年5月31日から始まりました。
 
タバコには受動喫煙というものがあり、喫煙者よりも受動喫煙でタバコの煙を吸った方の方が、健康被害が大きいと考えられています。
また、タバコには中毒性があり、ニコチンに依存する危険が指摘されています。
 
これらを踏まえ、タバコはただの嗜好品ではなく、健康問題や生活習慣病の進行に影響を与えると考えられ、タバコ対策は重要な課題とされているのです。
 
令和7年も、世界禁煙デーに合わせて厚生労働省や各自治体を主導に、「禁煙週間」が始まります。
禁煙週間をきっかけに、喫煙について今一度見直してみてください。
 
参考:2025年世界禁煙デーについて┃厚生労働省
 

水分補給で禁煙の成功率アップを目指そう


禁煙は決して楽な道のりではありません。
しかし、こまめな水分補給を取り入れることで、身体の回復を助け、心の安定を保つ一助となります。
 
タバコの代わりにコップを手に取り、ひと口の水を飲む習慣がつけば、それが新しい健康習慣となるでしょう。
 
禁煙は我慢するだけではなく、工夫して乗り越えるものです。
水分補給というシンプルな行動を味方につけて、無理のない禁煙生活を目指してみてください。
 
なお、こうち水道職人では、作業員の禁煙を徹底しております。
お客さまのご自宅にご訪問の際に、タバコのニオイをまとっているということはないため、禁煙中の方や、嫌煙家の方も安心してご依頼いただけます。

こうち水道職人 0120-492-315

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