水のコラム
夏の訪れを告げる海開き!その意味や楽しみ方と安全に過ごすための心得【水道職人:公式】
夏の風物詩といえば、やはり「海」ではないでしょうか。
太陽の下、青い海と白い砂浜が広がる風景には、開放感とワクワクが詰まっています。
そんな海の季節の始まりを告げる行事が、「海開き」です。
今回は、海開きの意味や歴史、地域ごとの開催時期、楽しみ方に加えて、海水浴を安全に楽しむためのポイントや水まわりの備えについてもご紹介します。
今年も楽しい夏の思い出を作るために、ぜひ参考にしてみてください。
海開きとは?その意味と目的
「海開き」とは、夏の海水浴シーズンの始まりを知らせる公式な行事のことです。
多くの自治体や観光協会が主催し、安全祈願や安全確認を目的とした神事や式典が行われます。
もともと海開きは、海の安全を願って神様に祈りを捧げる儀式から始まりました。
日本では自然と共生する文化が古くからあり、海という自然に対しても畏敬の念を持って向き合ってきたのです。
また、海開きによって地元住民や観光客に、「この日から海水浴が可能です」と周知する役割もあります。
監視員の配置や海の清掃、クラゲ防止ネットの設置など、安全面での準備が整ったことを示す意味も含まれているのです。
海開きの時期と地域差
海開きの日程は全国一律ではなく、地域や気候条件によって異なります。
たとえば沖縄や奄美地方では3月から4月にかけて海開きが行われます。
これは気温がすでに高く、海水浴に適した気候になっているからです。
一方、本州や北海道などでは6月下旬から7月上旬に海開きが集中しています。
とくに7月1日は「海開きの日」として認識されることもあり、多くの海水浴場で式典が行われます。
地域によっては、海開きに合わせて地元のお子様たちによる初泳ぎや、観光イベント、マリンスポーツ体験などが開催され、にぎわいを見せます。
こうしたイベントは、地域活性化や観光客の誘致にもつながっているのです。
高知県では、「興津(おきつ)海水浴場(高知県高岡郡四万十町)」を皮切りに、「白浜海水浴場(高知県安芸郡東洋町)」、「浮津海水浴場(高知県幡多郡黒潮町)」など、次々と海開きが始まります。
今年はどこの海へ泳ぎに行くか、考えるだけでもワクワクしますね。
参考:夏だ!海だ!2025年に利用できる高知県内6カ所の海水浴場を紹介します!┃高知の子育て応援ウェブメディア 「ココハレ」
海開きとともに始まる夏の楽しみ
海開きが始まると、いよいよ本格的な海のレジャーシーズンの到来です。
泳いだり、遊んだり、食べたりなど、海辺での楽しみ方は無限大です。
【主な海の楽しみ方】
- 海水浴
- 砂浜でのビーチ遊び(砂遊び、ビーチバレーなど)
- バーベキューや海の家グルメを堪能
- シュノーケリングやSUP(スタンドアップパドルボード)などのマリンアクティビティ
- 夕方のビーチ散歩や夕陽観賞 など
さらに、海開きは地域のお祭りや花火大会と重なることも多く、海は夏の思い出作りにはぴったりの場所です。
ご家族連れやカップル、友人同士など、さまざまな層が訪れ、海辺のにぎわいが生まれます。
海水浴で気をつけたい安全対策
海水浴は楽しい海のレジャーですが、一歩間違えば事故やトラブルにつながることもあります。
海開きによって監視体制が整備されたとはいえ、自己防衛の意識も大切です。
【海での安全対策】
- 指定された遊泳区域から出ない
- 海の天気や潮の流れに注意する
- こまめに水分補給をして熱中症を予防
- 日焼け止めを塗り、帽子やラッシュガードを活用
- 飲酒してからの遊泳は避ける
また、小さなお子様と海に行く場合は目を離さず、ライフジャケットなどの安全グッズを活用してください。
波が穏やかでも、急な潮の流れやクラゲの発生など予想外の事態に備えましょう。
海の家や仮設トイレ利用時の注意点
海開きと同時に、海水浴場には仮設トイレや海の家が多数設置されます。
多くの方が利用するため、仮設トイレや海の家の水まわり設備に負担がかかる時期でもあります。
とくに注意したいのが、仮設トイレや公共トイレでの排水トラブルです。
トイレットペーパーの大量使用や流せないものの投棄、そして海水や砂の持ち込みによって、トイレがつまりやすくなります。
【仮設トイレ利用時のマナー】
- 備え付けのトイレットペーパー以外は使用しない
- 流れが悪いと感じたら無理に流さない
- 海水や砂を洗い流す場所とトイレは分けて利用する
- ごみは持ち帰るか所定の場所に捨てる
万が一、仮設トイレでつまりや異臭が発生した場合は、管理者、海の家スタッフに早めに連絡し、自己処理を無理にしないようにしましょう。
たくさんの方が利用する場所だからこそ、ご自分の行動で誰かの迷惑にならないように気を遣うことが必要です。
ご自宅に帰ってからの水まわりケアも忘れずに
海から帰宅した後は、砂まみれの水着や足をそのままお風呂や洗濯機で洗ってしまうことがあります。
しかし、これが排水口のつまりや浴室排水の悪臭の原因になるケースもあるのです。
【海水浴の後にご自宅で気をつけたいポイント】
- 砂をシャワーで流す前に、屋外でできるだけ落とす
- 水着はバケツなどで予洗いしてから洗濯機へ
- 浴室の排水口にヘアキャッチャーなどを設置する
とくに集合住宅の場合、排水のつまりは隣室や下階にも影響を及ぼすため、しっかりと対策することが大切です。
排水の流れが悪い、悪臭がするなどの異常を感じたら、無理をせずこうち水道職人などの水道修理業者にご相談ください。
今年の夏も安全に海を楽しもう
海開きは単なる夏のイベントではなく、安全で楽しい海水浴シーズンのスタートを知らせる大切な節目でもあります。
高知県の美しい海を存分に楽しむためにも、マナーとルールを守り、安全に配慮することが大切です。
そして、海水浴を満喫した後は、ご自宅の水まわりもいたわってあげましょう。
砂や海水が排水設備に与える影響を理解し、トラブルが起きる前に予防やメンテナンスを行うことで、夏を快適に過ごせます。
こうち水道職人では、海開きシーズンに増える水まわりのご相談にも迅速に対応しています。
水のトラブルがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
今年の夏も、安全で楽しい思い出をたくさん作れますように。