水のコラム

キッチン水栓の外し方は?自身で交換する手順や注意点を解説

2026年09月01日 (更新日:2026年09月02日)  キッチン

キッチン水栓は、種類や設置状況によっては自身で取り外し、交換に対応できる場合があります。しかし、ワンホールタイプ・ツーホールタイプ・壁付けタイプでは取り付け方が異なるため、作業前に水栓の種類や必要な工具、止水栓の位置を確認しなければなりません。一方で、給水管が古い、ナットが固着している、配管にサビや水漏れがある場合は、無理に作業すると水漏れが悪化するおそれがあります。

この記事では、キッチン水栓を自身で交換する際の確認項目や必要な道具、水栓の外し方、作業後のチェック項目、水道修理業者へ依頼した場合の時間や費用の目安について紹介します。

キッチン水栓は自身で交換できる?

工具や交換部品を準備し、設置されている水栓の種類を確認すれば、自身で交換可能な場合があります。

ただし、取り付け穴の数や給水管・給湯管の状態、水栓本体の固定方法によって作業の難易度は変わるでしょう。なお、キッチン水栓の交換では、止水、給水管・給湯管の取り外し、古い水栓の取り外し、新しい水栓の取り付け、通水確認まで行います。

工具や部品を用意できれば自身で交換できる

キッチン水栓の交換には、モンキーレンチ、ウォーターポンプフライヤー、ドライバー、立水栓取付レンチ、シールテープ、タオルやバケツなどを使用します。また、交換する水栓本体も、取り付け穴の数やサイズ、給水管・給湯管との接続方式に合うものを選ぶ必要があります。作業前に必要な工具と部品が揃っていれば、シンプルな構造の水栓は自身で交換しやすいでしょう。

ただし、固着したナットを無理に回したり、給水管を傷つけたりすると、水漏れが発生する可能性があります。

キッチン水栓の種類によって難易度が変わる

ワンホールタイプは、シンクやカウンターの1つの穴に取り付けられている水栓です。シンク下から固定金具を外すため、狭い場所での作業になります。

また、ツーホールタイプは、水側とお湯側の2つの穴を使用します。

壁付けタイプは、壁から出ている給水管・給湯管に取付脚を接続する構造です。壁付けタイプは取付脚の角度調整やシールテープの巻き方が重要になるため、比較的難易度が高い作業になります。

給水管が古い場合は交換できない

給水管や給湯管が古い場合、ナットが固着していたり、配管にサビや腐食が出ていたりすることがあります。この状態で無理に水栓を外そうとすると、配管が破損し、水漏れが広がるおそれがあります。特に、築年数が経過した住宅では、接続部のパッキンやナットだけでなく、給水管そのものの劣化も確認しましょう。

もし、配管に緑青や赤サビがある、ナットを少し回しただけで水がにじむ、配管がぐらつく場合は、自身で作業を進めないでください

関連記事:混合栓の仕組みとトラブル対処法|水とお湯が出る蛇口の知識から修理まで

キッチン水栓の主な種類

キッチン水栓を外す前に、現在設置されている水栓の種類を確認しましょう。種類が違うと、固定方法や外す順番、必要な工具が変わります。

ワンホールタイプ

ワンホールタイプは、シンクやカウンターの1つの穴に取り付けるタイプです。シングルレバー混合栓で多く使用されています。

また、シンク下からナットや固定金具で固定されているため、収納物を出して作業スペースを確保してから作業しましょう。

ツーホールタイプ

ツーホールタイプは、2つの取り付け穴を使用するタイプです。

水側とお湯側の給水管・給湯管をそれぞれ外す必要があります。そのため、交換用水栓を選ぶ際は、取り付け穴の間隔を必ず確認してください。

壁付けタイプ

壁付けタイプは、壁側の配管に取付脚を接続し、水栓本体を固定するタイプです。取付脚を外す際は、壁側の配管を傷めないように注意しましょう。

なお、新しい取付脚を取り付ける場合は、シールテープを適切に巻く必要があります。

作業を行う前に確認すべきポイント

作業前には、止水栓の位置、水栓の種類、交換用水栓の適合、給水管・給湯管の状態を確認しましょう。具体的な確認ポイントは以下の通りです。

  • 水栓の種類がワンホール・ツーホール・壁付けのどれか確認する
  • 止水栓や元栓を閉められるか確認する
  • 給水管・給湯管にサビや腐食がないか確認する
  • 交換用水栓の取り付け穴や接続方式が合うか確認する
  • シンク下に作業スペースを確保する
  • 賃貸物件では管理会社や大家に確認する

確認不足のまま作業すると、途中で水栓が取り付けられない、水漏れが発生するなどの不具合につながるおそれがあります。

キッチン水栓を外す際に必要な道具

キッチン水栓を外す際は、作業を始める前に道具をそろえる必要があります。準備しておく道具は以下の通りです。

  • モンキーレンチ
  • ウォーターポンプフライヤー
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 立水栓取付レンチ
  • シールテープ
  • バケツ
  • 雑巾やタオル
  • ゴム手袋
  • 交換用のキッチン水栓

ただし、水栓の種類によって必要な工具は変わります。ワンホールタイプでは、シンク下の狭い場所でナットを外すため、立水栓取付レンチが必要になる場合があります。

キッチン水栓の外し方

キッチン水栓を外す際は、最初に止水栓または元栓を閉め、蛇口を開いて水が止まっていることを確認します。作業中は給水管・給湯管に残った水が出るため、バケツやタオルを用意しておきましょう。

ここでは、タイプごとに具体的なキッチン水栓の外し方について紹介します。

ワンホールタイプ

  • 手順① 止水栓または元栓を閉める
  • 手順② 蛇口を開き、水が止まっていることを確認する
  • 手順③ シンク下の収納物を出す
  • 手順④ 給水管・給湯管の接続部の下にバケツを置く
  • 手順⑤ 給水管・給湯管のナットを緩めて外す
  • 手順⑥ 水栓本体を固定しているナットや金具を外す
  • 手順⑦ シンク上から水栓本体を引き抜く

もし、固定ナットが固着している場合は、無理に力を入れないでください。

ツーホールタイプ

  • 手順① 水側とお湯側の止水栓を閉める
  • 手順② 蛇口を開き、水とお湯が止まっていることを確認する
  • 手順③ シンク下にバケツやタオルを置く
  • 手順④ 給水管・給湯管のナットを緩めて外す
  • 手順⑤ 水栓本体を固定しているナットを外す
  • 手順⑥ シンク上から水栓本体を取り外す
  • 手順⑦ 取り付け穴周りの汚れや古いパッキンを除去する

なお、取り付け穴周りに汚れが残っている状態では、新しい水栓の取り付け後に水漏れする場合があります。

壁付けタイプ

  • 手順① 元栓または止水栓を閉める
  • 手順② 蛇口を開き、水が止まっていることを確認する
  • 手順③ 水栓本体と取付脚をつなぐナットを緩める
  • 手順④ 水栓本体を取付脚から外す
  • 手順⑤ 古い取付脚を反時計回りに回して外す
  • 手順⑥ 壁側の接続部に残ったごみやサビを掃除する
  • 手順⑦ 新しい取付脚を取り付ける場合は、シールテープを巻いてから取り付ける

ただし、壁側の配管が古い場合は、取付脚を無理に回すと配管を傷める可能性があります。

作業が完了したあとのチェックリスト

作業後は、止水栓を少しずつ開き、水漏れがないか確認します。通水直後だけでなく、数分置いてからシンク下も再確認してください。

具体的なチェック項目は以下の通りです。

  • 止水栓を少しずつ開いているか
  • 給水管・給湯管の接続部から水漏れしていないか
  • 水栓本体の根元から水漏れしていないか
  • 水とお湯が正しく出るか
  • レバーやハンドルがスムーズに動くか
  • シンク下に水滴が落ちていないか
  • 取り付け部にぐらつきがないか

ただし、少量の水漏れは、時間が経ってから水滴として現れることがあります。

キッチン水栓を外す際の注意点

キッチン水栓を外す際は、必要な道具をそろえ、止水を確認したうえで作業します。難しいと感じた場合は、途中で無理に進めず水道修理業者へ依頼してください。

必要な道具は最初に全て準備する

作業前に必要な道具をすべて準備しておきます。水栓を外したあとに工具が足りないと、復旧に時間がかかります。

さらに、交換用水栓の取り付け穴や接続方式が合っているかも、事前に確認しておきましょう。

作業前に止水栓を閉める

作業前には必ず止水栓または元栓を閉めます

止水しないまま給水管や給湯管を外すと、水が噴き出すおそれがあるためです。そのため、止水栓を閉めたあとも、蛇口を開いて水が止まっていることを確認しましょう。

交換が難しいと感じたら水道修理業者に依頼する

ナットが固着している、配管にサビがある、給水管がぐらつく、交換用水栓の適合がわからない場合は、水道修理業者へ依頼してみてください。自身で無理に作業を続けると、水漏れや配管破損につながる可能性があります。

関連記事:蛇口の先だけを交換するには?方法を紹介

キッチン水栓の交換を水道修理業者に依頼した場合の時間の目安

キッチン水栓の交換を水道修理業者に依頼した場合の時間は、水栓の種類や設置状況、配管の状態によって変わります。

こうち水道職人では、キッチン水漏れの事例として、ハンドル式蛇口の水とお湯のパッキン2箇所交換を行い、所要時間60分目安として案内しています。ただし、水栓本体の交換では、取り外しや取り付け、通水確認、漏れ確認まで行うため、現場の状況に応じて時間が変動します。そのため、作業前のお見積もり時には、所要時間の目安も確認しておきましょう。

詳しくは、料金一覧ページの事例をご確認ください。

キッチン水栓の交換を水道修理業者に依頼した場合の費用の目安

当社では、キッチンの水漏れ料金の目安として、以下のように掲載しています。(令和8年7月時点)

  • パッキン交換など:作業料金2,200円~
  • カートリッジ交換など:作業料金16,500円~
  • 混合水栓交換など:作業料金19,800円~
  • 出張料金:3,300円/出張1回

なお、材料代や製品代は別途必要になると考えておきましょう。修理箇所の状況や設備環境によって費用が変動し、実際の金額は現地確認後のお見積もりで確定します。

詳しい料金体系は、料金一覧ページをご確認ください。

パッキンやカートリッジの交換で済むケース

キッチン水栓の水漏れは、水栓本体を丸ごと交換しなくても、パッキンやカートリッジの交換で改善する場合があります。しかし、水漏れ箇所によって交換する部品が異なるため、まずはどこから水が出ているのかを確認しましょう。

ハンドルの根元から水漏れしている場合

ハンドルの根元から水漏れしている場合は、三角パッキンの劣化が原因になっていることがあります。なお、ハンドル式水栓では、止水後にハンドルやカバーナットを外し、パッキンを交換することで改善するケースも見られるでしょう。

ただし、部品の向きやサイズが合わないと水漏れが止まりません。

パイプの先から水漏れしている場合

パイプの先、つまり吐水口から水が落ちる場合は、コマパッキンやバルブカートリッジの劣化を疑いましょう。

ハンドル式水栓ではコマパッキン、シングルレバー混合栓ではカートリッジが関係していることがあります。また、内部の金属部品が摩耗している場合は、水栓本体の交換が必要になることもあります。

キッチン水栓の交換が難しいならこうち水道職人へ

キッチン水栓は、工具や交換部品を準備し、水栓の種類や止水栓の位置を確認すれば、自身で取り外し・交換しやすい場合があります。ただし、給水管が古い、ナットが固着している、配管にサビや水漏れがある、交換用水栓の適合がわからない場合は、無理に作業を進めないようにしましょう。

こうち水道職人では、高知県内のキッチン水栓の水漏れをはじめ、パッキンやカートリッジ、混合水栓の交換など、水回りのご相談を365日24時間受け付けております。現場で状況を確認してお見積もりを提示し、内容に納得いただいてから作業を進めます。水栓の外し方がわからない場合や、交換中に水漏れが起きた場合、修理方法を判断できない場合は、当社へご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

こうち水道職人 0120-492-315

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