水のコラム

お風呂の保温機能と追い炊き機能の性能やコストの違いを知ろう!

2022年03月30日  お風呂のメンテナンス


お風呂にはお湯が設定温度より下がってしまった場合にすぐ温めてくれる保温機能と、ためたお湯を再度温めてくれる追い焚き機能の2つがあります。

しかし、使い方を間違えてしまうとガス代が高くなってしまうので、上手に使い分けなくてはなりません。

保温機能と追い焚き機能では、どちらがお得になるのかチェックして、状況に応じて使い分けましょう。

お風呂の保温機能と追い炊き機能はどちらがお得?

保温機能と追い焚き機能は、どちらがお得になるのか判断が困難です。
理由としては環境が異なるためです。

家族全員の入浴が3時間以内に終わる家庭と、5時間以内に終わる家庭では、お湯を保温しておくための時間が違います。さらに、お風呂の保温機能も違えば光熱費の料金も異なるため、万人に当てはまる答えがないのです。

したがって、ガス代を節約するのであれば、別の方法で節約するのが得策です。

いつもは家族全員の入浴の時間に3時間かかっているのであれば、2時間半や2時間を目指すなどの方法を採用して節約しましょう。

仮に保温機能や追い焚き機能を使っても短時間であるため、ガス代の節約が可能です。

保温機能と追い焚き機能を使い分けて節約をするのは難しいので、お風呂の使用時間を短くしたり、フタを使って保温したりして対策しましょう。

1時間を目安に保温機能と追い焚き機能を使い分ける

節約のためとはいえ、現実的に考えて、保温機能と追い焚き機能を使わないのは無理があります。

したがって、正しい使い方を知って保温機能と追い焚き機能を使い分けるのがおすすめです。

1時間以内に次の人が入浴する場合は保温機能、1時間以上経ってから次の人が入浴する場合は、追い焚き機能を使いましょう。

保温機能は少量のガスでお湯を温めるため、短時間での活躍に適しています。

一方、追い焚き機能は冷めてしまったお湯を温める際に活躍するため、お湯が温かい場合は使用に適していません。

およそ1時間を目安に使い分けるのが正しい使い方です。

お風呂の保温機能のメリットとデメリット

自動でお湯を温め続けてくれる保温機能のメリットとデメリットを確認します。

メリット:少量のガスでお湯を温められる
保温機能は追い焚き機能よりも少ないガスでお湯を温められます。温度が少し下がったら温めなおすため、ガスの量が少なくて済みます。

メリット:いつでも適温のお湯に入れる
保温機能は設定温度をキープする役目があるので、いつでも適温のお湯に入れるのがメリットです。

「お湯に入ろうとしたら水風呂だった」と、追い焚き機能にありがちなうっかりミスも起こりません。スイッチを押し忘れても快適なバスタイムを過ごせます。

デメリット:使い方に注意しなければガス代がかかる
保温機能は誰も入らない時間でも設定温度を保つために稼働し続けるため、使い方に注意しなければなりません。

子どもがお風呂に入る時間と仕事から帰ってきた両親の間に時間が空いているのにもかかわらず、保温機能を作動させているとガス代が高くなってしまいます。

帰る時間が一定ではない家族がいる場合は、保温機能の使い方に注意しなければなりません。

お風呂の追い炊き機能のメリットとデメリット

追い焚き機能のメリットとデメリットを確認します。

メリット:お湯張りが簡単
追い焚き機能が付いていると、自動お湯張り機能がついています。

自動お湯張りがない場合、風呂釜にお湯を溜める時に自分で止めなければなりません。お湯を張りすぎてしまう心配がないので、電気代やガス代を無駄にしなくて済みます。

メリット:便利な機能が充実している
追い焚き機能が付いているお風呂は、外にいる人を呼び出せる機能が付いていたり、帰宅時間に合わせてお湯張りをする予約機能が付いていたりするので非常に便利です。

石鹸やシャンプーが切れてしまった場合や、風呂場で体調が悪くなった場合などに呼び出しを使えば、助けを求められます。

デメリット:入浴剤の使用には注意が必要
追い焚き機能付きのお風呂は、入浴剤の使用に注意が必要です。

硫黄や酸性の入浴剤は、風呂釜や配管、給湯器にダメージを与えてしまいますし、バスソルト系の入浴剤は金属を腐食させる可能性があります。

使う入浴剤が限られてしまうため、入浴剤を使ってリラックスしたい人は注意して入浴剤を選ばなければなりません。

デメリット:定期的に風呂釜を掃除しなければならない
定期的に風呂釜を掃除しなければ水垢が溜まって雑菌が繁殖するので、衛生的なお風呂とはいえなくなってしまいます。

追い焚きは使っているお湯を一度給湯器に戻して温め直すので、掃除していないとお湯から嫌な臭いがする可能性があります。

最低でも1ヶ月に一度は掃除をして、キレイに保ちましょう。

保温機能や追い炊き機能とは異なるガス代を節約する方法!

保温機能と追い焚き機能を使い分けながらも、ガス代を節約する方法を紹介します。

頻繁にお湯を止める
シャワーを使っていないのに流し続けているケースが意外と多いため、頻繁にシャワーを止めるクセを付ければ節約につながります。

心当たりがあれば、少しだけ意識してお湯を止めるようにしましょう。

内蓋を利用する
内蓋を利用すれば、ガス代を節約できます。

アルミでできたお風呂の蓋の下に敷く保温シートで、遠赤外線を反射させる効果があります。したがって、熱を外に逃さないのでいつでも熱いお湯に入れます。

ホームセンターやインターネットでも購入できるので、使用してみましょう。

節水機能が付いたシャワーヘッドに変える
節水機能が付いたシャワーヘッドに交換すれば、お湯の使用量を減らせます。

現在の半分程度まで節水できる製品もあるので、ガス代だけではなく水道代の節約も可能です。

シャワーヘッドもホームセンターやインターネットで購入できます。

しかし、製品によって水圧の違いもあるため、比較をしてから購入しましょう。

湯船のお湯を使う
シャワーを使わないで湯船のお湯で体を洗い流す方法です。

湯船に使って捨ててしまうと水が無駄になってしまうため、湯船のお湯を使って節約しましょう。

本当に利用したい時以外はシャワーの利用を控え、基本は湯船のお湯で洗い流すと大幅な節約ができます。

また、先に体重が重い人が湯船に浸かると、かさ増しする量が多くなってしまうため、お湯が溢れてしまいます。

しかし、体重が軽い人からお風呂に入るようにすれば、外にお湯が流れていかないのでお湯の利用効率がよくなります。

お湯の温度を下げる
お湯の温度が高くなるほどガス代が上がってしまうため、お湯の温度を下げるとガス代の節約ができます。

冬は温まりたいかもしれませんが、節約したいのであれば少しでも温度を下げるのが理想です。

しかし、結果的に体調を崩してしまっては意味がないので、お湯の温度を下げる方法は一度試してみて実践できそうなら取り入れましょう。

まとめ

保温機能と追い焚き機能は、1時間を目安に使い分けるのがおすすめです。

きちんと使い方を把握して、今日から実践しましょう。また、シャワーの使い方を少しだけ意識すれば、簡単に節約が実現できます。

紹介した節約方法の中で、試せるものがあればすぐに試してみましょう。

さらに、温度を少しだけ低くするだけでもガス代と水道代の削減につながるため、体調を崩さない限りで行ってみてください。

こうち水道職人 0120-492-315

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