水のコラム

洗面台の排水口が流れない原因は?自分でできるつまり対処と予防のコツ

2026年05月27日 (更新日:2026年05月27日)  洗面所のトラブル


洗面台のつまりは、ある日突然起こるものではありません。
流れが少し遅いかな……といった小さな違和感から始まり、放っておくうちにだんだんと水が引かなくなっていきます。
裏を返せば、早い段階で気づいて手を打てば、自分でも十分に対処できる可能性があるということ。
 
そこでこの記事では、洗面台の排水口が流れなくなる原因と、自分でもできるつまりの対処法や繰り返さないための予防のコツなどについてご紹介します。

洗面台の排水口がつまる主な原因

洗面台のつまりを直すには、まず何が原因でつまってしまっているのかを知るのが近道です。
洗面台ならではの原因がいくつかありますので確認しておきましょう。

髪の毛・皮脂・石鹸カス

洗面台のつまりで最も多いのが、この組み合わせです。
洗顔やヘアセットのときに流れた髪の毛が排水口に絡まり、そこへ皮脂や石鹸カス、歯磨き粉などがこびりついていきます。
一つひとつはわずかでも、毎日積み重なれば、やがて水の通り道をふさいでしまうほどの塊に育ってしまうわけです。

アクセサリーや小物などの固形物

洗面台は、指輪やピアス、ヘアピンといった小物を扱う場所でもあります。
うっかり排水口に落としてしまうと、それ自体が水をせき止めたり、髪の毛がそこに引っかかってつまりを大きくしたりする原因に。
「ここ数日で急に流れが悪くなった」というときは、固形物の混入も疑ってみてください。

排水トラップ内の汚れの蓄積

洗面台の下には、「S字トラップ」「P字トラップ」と呼ばれる曲がった配管があります。
これは下水のにおいや虫の侵入を防ぐ大切な仕組みなのですが、構造上どうしても汚れが溜まりやすい場所でもあります。
ここに汚れが固まることで、頑固なつまりにつながっていく可能性があるため、ケアしておきたいポイントの一つです。

洗面台のつまりを直す前に確認したいこと


実際の作業に入る前に、用意しておきたい道具や知っておくと安心なポイントをまとめておきます。

用意しておくと便利な道具

  • ゴム手袋
  • バケツや洗面器(水受け・部品の一時置き用)
  • 古い歯ブラシやスポンジ
  • 液体パイプクリーナー
  • ラバーカップ(洗面台向けの小型のものがベスト)
  • ワイヤーブラシ(必要に応じて)

 
すべてを最初から揃える必要はありません。
つまりの程度に応じて、軽いものからいくつか試していく形で十分です。

アクセサリーを落としたときは、まず水を止める

指輪やピアスなどを排水口に落としてしまった場合は、慌てて水を流さないこと
水を流すと、配管の奥へ押し流されて余計に取り出せなくなってしまいます。
 
また洗面台の下のトラップが塩ビ(プラスチック)製であれば、落ちた小物の多くはその曲がった部分に引っかかって留まっているケースも多いです。
落としたことに気づいたら、すぐに使用をやめて、後ほど紹介するトラップの分解手順などを参考にしつつ取り出しを試みてください。

洗面台の下のスペースを片付けておく

意外と見落としがちですが、洗面台の下に収納物を置いている場合は、作業前にできる限り出しておきましょう。
トラップを分解するときなどに水がこぼれることがあり、収納物が濡れてしまう場合があります。
あわせて、水受け用のバケツや洗面器、雑巾も準備しておくと安心です。

自分でできる洗面台つまりの解消方法

ここからは、実際の解消方法を程度の軽いものから順に紹介します。
まずは手軽な方法から試して、改善しなければ次の段階へ、という流れで進めてみるのがおすすめです。

ヘアキャッチャーと排水口まわりを掃除する

最初に確認したいのが、排水口にあるヘアキャッチャー(ゴミ受け)です。
ここに髪の毛やゴミが絡まっているだけなら、取り除くだけで流れが復活することも少なくありません
ゴム手袋をして、絡まった髪の毛やぬめりを取り除き、古い歯ブラシなどで周辺の汚れもこすり落としておきましょう。

液体パイプクリーナーを使う

表面の掃除で改善しないときは、市販されている液体パイプクリーナーの出番。
髪の毛や皮脂、石鹸カスといった汚れを溶かして流してくれるので、排水管の内側にこびりついたつまりの原因に対して効果を発揮します
 
使い方はシンプルで、規定量を排水口に注ぎ、決められた時間放置してから、たっぷりの水で洗い流すだけ。
 
ただし、塩素系のパイプクリーナーの場合は酸性の洗剤などと混ざることで有毒なガスが発生するため、他の洗剤や薬剤との併用は絶対に避け、単体で使うようにしてください

ラバーカップで吸引する

汚れを溶かすだけでは取りきれない場合は、ラバーカップ(すっぽん)で物理的に引き出す方法もあります。
洗面台の場合は、カップが小さめの洗面台向けタイプが扱いやすいです。
 
排水口にカップをぴったり当て、水を少し溜めてから、押し込んでは引く動作を繰り返します。
このとき、洗面台のオーバーフロー穴(洗面ボウルの上のほうにある小さな水抜き穴)を濡れタオルなどでふさいでおくと、圧力が逃げずにより効果が高まりますよ。

S字トラップを分解して掃除する

ここまでの方法で改善しない場合や、アクセサリーなどの小物類を落としてしまったときは、洗面台の下のS字トラップを分解する方法を試してみてもよいかもしれません。
 
ただし、手順としてはそれほどややこしくはないのですが、元の状態に完全に戻せなくなってしまった場合に洗面台が使えなくなってしまうため、作業に不安がある場合は無理に試さず専門業者などに依頼するようにしてください

  1. トラップの下にバケツや洗面器を置く(中の水がこぼれるため)
  2. トラップのナットを手で緩めて外す(固ければモンキーレンチを使用)
  3. 届く範囲で中に溜まった汚れや異物を取り除く
  4. 各部品を洗ってから、元通りに組み立てる
  5. 水を流して、漏れがないか・流れが戻ったかを確認する

 
ナットはあまり強く締めすぎると破損の原因になるので、手で締めてからさらに軽く締め直す程度にとどめましょう。

専門業者に頼んだほうがよいケース


つまりの程度にもよりますが、どうしても自分でできる対処には限界はあります。
次のようなケースでは、無理に自分で続けず専門業者に任せたほうが安全なケースが多いですので判断材料として念頭に置いておきましょう。

  • ここまでの方法を試しても流れが戻らない
    →トラップより奥の排水管で、汚れが固着している可能性があります。
  • 洗面台の下の配管にひび割れや変形がある
    →つまりではなく経年劣化が原因の場合も。部品交換が必要になります。
  • 接続部から水が漏れている
    →そのまま使い続けると、水漏れ被害が広がるおそれがあります。
  • アクセサリーが奥に流れてしまい取り出せない
    →分解しても見つからない場合は、配管のさらに奥に進んでしまった可能性があります。

 
無理に自分での作業を続けると、配管を傷めて水漏れを招き、かえって修理費がかさんでしまうことも……。
「これ以上は難しそう」と感じた時点で切り上げるのが、結果的に賢い判断になるケースは少なくありません。
 
(関連記事:洗面台の下から嫌な臭いが!防臭キャップが原因かも

軽いつまりであっても早めの対処が重要

洗面台の排水口のつまりは、髪の毛や皮脂・石鹸カスの蓄積、アクセサリーなどの固形物が主な原因です。
ヘアキャッチャーの掃除やパイプクリーナーなど、軽いうちなら自分で直せる方法はいくつもあるので、違和感を覚えたら悪化する前に早めに手を打つのがいちばんです。
 
そして、つまりは日頃のちょっとした習慣でもかなり防ぐことができます。
予防策として次のような点を意識してみてください。

  • 排水口にヘアキャッチャーやネットを設置する
  • 月1回ほどパイプクリーナーで掃除する
  • アクセサリーや小物の置き場所に注意する

 
それでも流れが戻らなかったり、洗面台の下から水が漏れていたりするようなら、自分だけで抱え込まず、プロの手を借りるのが安心です。
 
私たち「こうち水道職人」では、洗面台をはじめ水まわりのつまりや水漏れに幅広く対応しています。
「自分で試したけれど直らない」「分解するのは少し不安」という方も、状況を伺ったうえで最適な方法をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

こうち水道職人 0120-492-315

こうち水道職人 0120-492-315