水のコラム

洗面台の混合水栓を交換する方法とは?注意点も解説

2026年07月01日 (更新日:2026年07月15日)  洗面所のメンテナンス

洗面台の混合水栓は、水とお湯を調整して使用するための蛇口です。蛇口から水漏れしている、シャワーホース部分に不具合がある、設置から10年以上経過している場合は、修理だけでなく交換を検討したほうがよいかもしれません。

ただし、混合水栓にはワンホールタイプ、ツーホールタイプ、コンビネーションタイプがあり、種類によって交換手順や必要な工具が異なります。

この記事では、洗面台の混合水栓を交換する手順や必要な道具、交換時の注意点、水道修理業者へ依頼する際の作業費について紹介します。

混合水栓とは?

混合水栓とは、水とお湯を混ぜて温度を調整する蛇口のことです。洗面台では、1つのレバーで水量と温度を調整するタイプや、水とお湯のハンドルが分かれているタイプ、吐水口と操作部が分かれているタイプなどが使用されています。また、混合水栓はワンホール、ツーホール、コンビネーションの3タイプに分類されています。

混合水栓に不具合が起こると、蛇口からの水漏れ、水量の低下、レバーのがたつき、シャワーホースからの水漏れなどが発生するでしょう。部品交換で改善する場合もありますが、水栓本体の劣化が進んでいる場合は交換が必要です。

タイプ別に見る洗面台の混合水栓を交換する手順

洗面台の混合水栓を交換する際は、現在使用している水栓のタイプを確認し、同じタイプの製品を用意します。ここでは、タイプ別の交換手順を紹介します。

なお作業前には、止水栓を閉め、洗面台下の収納物を出し、床に養生シートやタオルを敷いておきましょう。止水栓を閉めずに作業すると、古い水栓を外した際に水が噴き出すおそれがあります。

ワンホールタイプの交換手順

ワンホールタイプは、洗面台の取付穴1つに水栓本体を固定するタイプです。シングルレバー式の混合水栓で多く見られます。

交換手順は以下の通りです。

  • 手順① 洗面台下の止水栓を閉める
  • 手順② 止水栓につながる給水ホースや給湯ホースのナットを緩める
  • 手順③ 水栓本体を固定しているナットを立水栓取付レンチで緩める
  • 手順④ 洗面台の上から古い水栓を抜く
  • 手順⑤ 新しい水栓を取付穴に差し込む
  • 手順⑥ 洗面台下からナットで固定する
  • 手順⑦ 給水ホースや給湯ホースを止水栓へ接続する
  • 手順⑧ 止水栓を開け、水漏れがないか確認する

作業中は、ナットを強く締めすぎないよう注意しましょう。パッキンが変形したり、接続部を傷めると水漏れの原因になります。

ツーホールタイプの交換手順

ツーホールタイプは、洗面台に2つの取付穴があり、水とお湯のハンドルが分かれているタイプが多く見られます。

交換手順は以下の通りです。

  • 手順① 水側とお湯側の止水栓を閉める
  • 手順② 2本の給水管や給湯管のナットを緩めて外す
  • 手順③ 洗面台下の固定ナットを立水栓取付レンチで緩める
  • 手順④ 洗面台の上から古い水栓を抜く
  • 手順⑤ 新しい水栓を取付穴へ差し込む
  • 手順⑥ パッキン、ワッシャ、ナットの順番を確認して固定する
  • 手順⑦ 給水管や給湯管を元の位置へ接続する
  • 手順⑧ 止水栓を開け、通水と水漏れの有無を確認する

ツーホールタイプの交換は、2つの給水管のナットを外すことから始めます。その後、パッキン・ワッシャ・ナットの順で固定する流れで進めていきましょう。

コンビネーションタイプの交換手順

コンビネーションタイプは洗髪シャワー付きの洗面台で使用されることが多く、ホースやハンドルの取り付けが関係するため、ワンホールタイプやツーホールタイプより作業が複雑になります。

交換手順は以下の通りです。

  • 手順① 止水栓を閉める
  • 手順② 給水管と給湯管のナットを緩めて外す
  • 手順③ 水栓本体やハンドル、ホースを固定するナットを緩める
  • 手順④ 洗面台の上から古い水栓本体と操作部を抜く
  • 手順⑤ 新しい水栓本体と操作部を取付穴へ差し込む
  • 手順⑥ 洗面台下から固定ナットを締める
  • 手順⑦ ホースを操作部や止水栓へ接続する
  • 手順⑧ 止水栓を開け、水漏れがないか確認する

コンビネーションタイプは水栓本体とハンドルをそれぞれ取り外し、新しい水栓とハンドルを取り付けるようにしてください。

混合水栓の種類

混合水栓には複数の種類があり、取付穴の数や吐水口と操作部の配置が異なります。ここでは、それぞれの特徴を確認しましょう。

ワンホールタイプ

ワンホールタイプは、1つの取付穴に水栓を固定するタイプです。多くはシングルレバー式で、1つのレバーを上下左右に動かして水量や温度を調整します。

また、洗面台の見た目がすっきりしやすく、操作も簡単です。交換時には、取付穴の直径やカウンターの厚み、給水ホースの長さを確認しましょう。

ツーホールタイプ

交換時には、2つの穴の間隔を確認します。穴の間隔が合わない製品を選ぶと取り付けられないため、既存水栓の寸法を測ってから選びましょう。

なお、ツーホールタイプは、2つの取付穴を使用するタイプで、水とお湯のハンドルが分かれているものや、シングルレバーで操作するものがあります。

コンビネーションタイプ

コンビネーションタイプは、操作部と吐水口が別々に設置されているタイプです。洗髪用のシャワーホース付き水栓に多く見られます。

コンビネーションタイプは2つの取付穴のうち1つが温度調整のレバー、もう1つが吐水口になっており、3つの取付穴を持つスリーホールもあります。また、ホースや水受けタンクがある製品もあるため、交換時には洗面台下のスペースも確認しておきましょう。

洗面台の混合水栓を交換する際に必要な道具

洗面台の混合水栓を交換する際は、工具と養生用の資材を事前に用意します。

用意する道具は以下の通りです。

  • モンキーレンチ
  • 立水栓取付レンチ
  • マイナスドライバー
  • プラスドライバー
  • タオルや雑巾
  • バケツ
  • 養生シートまたは段ボール
  • 交換用の混合水栓
  • 必要に応じたパッキンやアダプター

洗面台下は作業スペースが狭いため、通常の工具ではナットに届きにくい場合があります。立水栓取付レンチは、水栓を固定しているナットを緩める際に使用します。サイズが合わないと作業が進まないため、取扱説明書で必要な寸法を確認してください。

洗面台の混合水栓を交換する際の注意点

混合水栓の交換は、手順通りに進めれば自身で対応できる場合があります。ただし、原因の特定や部品の選定、工具の使用に不安がある場合は、無理に作業しないようにしてください。

ここでは、交換時の注意点をお伝えします。

注意点①自身で不具合の原因箇所を正確に特定できるか

水漏れや水の出が悪い症状がある場合、必ずしも水栓本体の交換が必要とは限りません。吐水口のストレーナーの汚れ、パッキンの劣化、カートリッジの不具合、シャワーホースの破損など、原因は複数あります。

原因を特定しないまま水栓本体を交換すると、交換後も症状が改善しない場合があります。どこから水漏れしているか、水圧が弱いのは水側・お湯側のどちらか、シャワーホースから水がにじんでいないかを確認しましょう。

注意点②新しい製品に付属するメーカー別の施工説明書を読む

新しい混合水栓を取り付ける前に、必ずメーカー別の施工説明書を確認しましょう。メーカーや機種によって、ホースの接続方法、パッキンの向き、固定ナットの締め方が異なるためです。

施工説明書を確認せずに作業すると、水漏れや取り付け不具合につながるおそれがあります。

注意点③作業に必要な専用の工具を正しく安全に使用できるか

洗面台下のナットは狭い場所にあり、通常のレンチでは作業しにくい場合があります。専用工具を正しく使用できないと、ナットを傷めたり、締めすぎによって水漏れを起こしたりする可能性があります。

そのため、工具を使用する際は、ナットのサイズに合ったものを選び、少しずつ緩めたり締めたりしてください。力任せに作業すると、洗面台や給水管の破損につながりかねません。

注意点④作業範囲によっては資格が必要になる

一般的な混合水栓の交換であれば、自身で対応できる範囲もあります。しかし、タッチレス水栓など電源工事が関係する場合は、電気を扱うため第2種電気工事士以上の資格が必要です。

そのため、配線や電源周りが関係する場合は、自身で作業せず、資格を持つ水道修理業者へ依頼しましょう。

注意点⑤取り外した古い水栓や部材の適切な廃棄処分方法を守る

取り外した古い水栓や部材は、自治体のルールに従って処分します。もし水道修理業者へ依頼する場合は、古い水栓の処分に対応しているか事前に確認してみてください。

洗面台蛇口を交換すべきタイミング

洗面台の蛇口は、長く使用すると部品の劣化や水漏れが発生しやすくなるでしょう。修理で改善するケースもありますが、以下のような場合は交換したほうがよいこともあります。

蛇口から水漏れが発生している

蛇口から水漏れしている場合は、パッキンやカートリッジなど内部部品の劣化が考えられます。部品交換で改善する場合もありますが、水栓本体が古い場合は交換を検討したほうがよいでしょう。

シャワーホース部分に不具合が生じている

洗髪シャワー付きの混合水栓では、シャワーホース部分から水漏れが起こることがあります。また、ホースにひびがある、引き出し時に引っかかる、水受けタンクに水がすぐたまる場合は、ホースや接続部に不具合があるかもしれません。

これらの不具合はシャワーホースの交換で改善する場合もありますが、水栓本体が古い場合は本体交換が必要になることがあります。洗面台下の収納内が濡れていないかも確認してみてください。

設置から10年以上経過している

洗面台の蛇口は一般的に10~15年程度が耐久年数の目安とされ、10年を超えると劣化や水漏れなどのトラブルが起こりやすくなるでしょう。何度も水漏れ修理をしている場合や、レバーの動きが悪い場合は、交換を検討してみてください。

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洗面台の混合水栓が自身で交換できない場合はプロに任せよう

洗面台の混合水栓を自身で交換するには、適合する製品の選定、止水栓の操作、給水管や給湯管の取り外し、固定ナットの締め直し、水漏れ確認など複数の作業が必要です。しかし、作業に不安がある場合や、止水栓が固くて閉められない場合、ナットが外れない場合、洗面台下のスペースが狭い場合は、無理に作業しないでください。作業ミスにより水漏れが発生すると、床や収納内部へ水が広がるおそれがあります。

また、タッチレス水栓など電源が関係する製品や、特殊なコンビネーションタイプの水栓は、自身での交換が難しいケースがあります。安全に交換したい場合は、水道修理業者へ相談しましょう。

関連記事:洗面所の水漏れやアクセサリーを落とした時の対処法

洗面台の混合水栓を交換する依頼した場合の作業費

洗面台の混合水栓交換を水道修理業者へ依頼した場合の作業費は、水栓の種類や取り付け状況、部品代の有無によって変わります。

こうち水道職人では、洗面所の水漏れ料金は、低度作業のパッキン交換などが2,200円~、中度作業のカートリッジ交換などが16,500円~、高度作業の混合水栓交換などが19,800円~、出張費が3,300円/出張1回が目安です。(令和8年5月時点)。

上記は作業料金の一例であり、混合水栓本体の商品代や部品代、設置状況によって別途費用がかかるかもしれません。実際の金額は、修理箇所の状況や設備環境によって変動し、現地確認後のお見積もりで確定します。

詳しくは料金一覧ページをご覧ください。

水漏れ・蛇口トラブルならこうち水道職人へ

混合水栓は、水とお湯を混ぜて温度を調整する蛇口です。洗面台では、ワンホールタイプ、ツーホールタイプ、コンビネーションタイプが多く使用されており、種類によって交換手順や必要な工具が異なります。

自身で交換する場合は、止水栓を閉め、取付穴の数や寸法、メーカー名・品番、施工説明書を確認したうえで作業しましょう。原因箇所が分からない、専用工具を扱うのが難しい、タッチレス水栓など資格が関係する作業がある場合は、無理に交換せず水道修理業者へ相談してください。

こうち水道職人では、高知県内で洗面台の水漏れや蛇口トラブル、混合水栓の交換など、水回りの不具合に関するご相談を受け付けています。洗面台の混合水栓交換や水漏れでお困りの際は、こうち水道職人へお問い合わせください。365日24時間、いつでもお問い合わせを受け付けております。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

こうち水道職人 0120-492-315

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