水のコラム

ゲリラ豪雨でトイレが逆流するのはなぜ?仕組みと今すぐできる対策【水道職人:プロ】

2026年06月15日 (更新日:2026年06月15日)  水回り


ゲリラ豪雨など激しい雨が降り続くと、トイレから急に「ゴボゴボ」と音がしたり、水の流れが悪くなったりすることがあります。
これは、大量の雨水などによって排水の逆流が起こりかけているサインかもしれません。
 
ひどい場合には、トイレや排水口から汚水があふれ出し、家の中にまで被害が及ぶことも……。
 
そこでこの記事では、ゲリラ豪雨によりトイレが逆流してしまう現象の、仕組みやその前兆、そしてすぐにできる対策などについて紹介したいと思います。

ゲリラ豪雨でトイレや排水口が逆流する仕組み


まずは、なぜ大雨のときに汚水が逆流するのか、その仕組みを知っておきましょう。
原因がわかると、対策の意味や手順なども理解しやすくなります。
 
ふだんトイレや家庭から出た汚水は、排水管を通って下水道へと流れていきます。
基本的に水は高いところから低いところへ自然に流れていくため、何事もなければスムーズに排水されていくはず。
 
ところが、ゲリラ豪雨のように短時間で大量の雨が降ったりすると、その雨水が下水道へ一気に流れ込みます。
とくに、雨水と汚水が同じ管を流れる「合流式下水道」の地域では、下水管がすぐに満水状態になってしまうことも。
 
すると行き場をなくした水が、各家庭の排水管内を逆向きに押し戻してしまう現象が起こります。
これが、トイレや排水口から汚水があふれる逆流の仕組みです。
 
家の中でも、とくに低い場所にある1階のトイレや、お風呂・洗濯機の排水口などは、逆流の影響を受けやすい場所
マンションなどでも、低層階の住居ほど起こりやすくなります。

逆流のサインを見逃さない


逆流現象は、ある日いきなり汚水があふれるわけではなく、大抵はその前ぶれがあります
大雨のときに次のような変化に気づいたら、逆流が始まりかけているサインです。

  • トイレを流したときの異音「ゴボゴボ」「ボコボコ」
  • 排水口や便器からの下水臭
  • 排水の流れがふだんより遅い
  • トイレの便器の水位がいつもより高い

こうした前ぶれや違和感に気づいたら放っておかず、被害が大きくなる前に、何らかの対策を取るようにしたいところ。
意識すべきことや対策についても確認していきましょう。

逆流対策として意識すべきこと


逆流のサインに気づいた際、意識してほしいのが、家庭から出す排水の量を減らすことです。
 
ゲリラ豪雨で下水管が満水に近づいているときに、家から大量の水を流すと、逆流をいっそう招きやすくなります
そのため、入浴や洗濯、食器洗いなど、一度にたくさんの水を流す行動は、雨が落ち着くまで控えておくのが賢明です。
トイレも、使用頻度や流す回数をできるだけ減らせると安心。
 
また軽い逆流であれば、多くの場合は雨がやんで下水管の水位が下がれば自然に収まります
あわてず、まずはできる限り家庭内からの排水を減らして様子を見ましょう。

今すぐできる逆流対策「水のう」の作り方と置き方


逆流対策として、家庭でも手軽にできる方法のひとつが「水のう」です。
これは、ビニール袋に水を入れただけの簡単な重しで排水口に封をするというシンプルな方法で、各自治体も浸水対策として推奨しています。
 
作り方はとても簡単。

  1. 45リットルほどの丈夫なゴミ袋を二重か三重に重ねる
  2. 中に水を半分くらい入れる
  3. 空気を抜いて、袋の口をしっかり縛る

これを、逆流しそうな場所に置いて重しとして使います。
 
トイレの場合は、便器の中に直接入れて、排水口をふさぐように置きましょう。
お風呂や洗濯機の排水口、床の排水口の上にのせるのも効果的です。
水のうが重しとなって、下から押し上げてくる水を抑えてくれます
 
また水のうの袋の口が緩いと水がこぼれてしまって意味がありませんので、かなりしっかり目に縛っておくようにしてください。
あらかじめこうした簡単にできる対策をしっておくだけでも、いざというときに慌てずに済みますよ。
 
なお、雨がやんでも逆流や流れの悪さが続く場合は、ゲリラ豪雨が直接の原因ではなく、もともと排水管につまりがある可能性も考えられます。
トイレの排水管の構造やつまりの仕組みについては、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
(関連記事:トイレの排水管構造を知って詰まりトラブルを解決!

備えがあれば、ゲリラ豪雨による逆流も対策可能

振り返りになりますが、ゲリラ豪雨による逆流は、下水管が雨水で満水になって行き場をなくした水が家庭の排水管を逆流してくることで起こります
トイレのゴボゴボ音などのサインに気づいたら、入浴や洗濯など大量の排水は控え、不安な場合は「水のう」で排水口をふさぐことで、被害をかなり抑えることができるはずです。
 
ただ、雨が落ち着いても流れの悪さや逆流が続くようなら、排水管そのものにトラブルが起きている可能性も考えられます。
 
私たち「こうち水道職人」は、トイレや排水管のつまりをはじめ、水まわりのトラブルに24時間体制で対応しています。
料金や作業内容にご納得いただいてからの着工を徹底しており、お見積もりは無料で実施しています。
ご家庭の水の流れがおかしいと感じたら、お気軽にご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

こうち水道職人 0120-492-315

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