水のコラム
雹と霰と霙の違いとは?ご自宅の水まわりを守るための対策【水道職人:公式】

雹(ひょう)、霰(あられ)、霙(みぞれ)は、いずれも氷や雪に関係する降水ですが、粒の大きさや降り方、発生しやすい気象条件が異なります。
それぞれの違いをご存知でしょうか。
今回はこれらの気象現象の基本的な違いと、急激な冷え込みからご自宅の水まわりを守るための対策を解説いたします。
雹と霰と霙のそれぞれの特徴と発生条件の違い

天気予報などでよく耳にする言葉ですが、雹と霰は氷の粒の大きさ、霙は雨と雪が混在して降る状態によって区別されます。
ここでは、三つの現象の違いを見ていきましょう。
氷の粒の大きさと状態による分類
気象庁では、氷の粒の大きさや雨と雪が混在する状態によって、雹、霰、霙を区別しています。
それぞれの特徴は次の通りです。
| 名称 | 状態の特徴 | 大きさの定義 |
| 雹 | 積乱雲から氷の粒が降る現象 | 直径5ミリメートル以上 |
| 霰 | 雲から氷の粒が降る現象 | 直径5ミリメートル未満 |
| 霙 | 雨と雪が混在して降る現象 | 明確な大きさの基準はなし |
発生しやすい季節と天候の傾向
雹は、地上付近が暖かい一方で上空に冷たい空気が入り、積乱雲が発達しやすい春や秋に多く見られます。
霰は直径5ミリメートル未満の氷の粒で、霙は雨と雪が混ざって降る現象です。
どちらも寒い時期に見られるものの、発生の仕組みは異なります。
急な冷え込みや雹・霰・霙がご自宅の水まわりに与える影響
天候の急激な変化は、屋外の設備や配管に思わぬダメージを与えることがあります。
ここでは、これらの気象現象が引き起こす可能性のあるトラブルについて解説いたします。
凍結による給水管の破損トラブル
霰や霙が降るような日は外気が急激に冷え込んでおり、夜間から早朝にかけて水道管が凍結するリスクが高まります。
配管内で水が凍って膨張すると、その圧力に耐えきれずに塩化ビニール製の配管や水栓の部品が割れてしまうことがあるのです。
とくに屋外に露出している給湯器の配管や庭に設置された水栓は、外気の影響を直接受けるため注意が必要です。
大きな雹による屋外設備の物理的な破損
直径が5ミリメートル以上ある雹は、時にゴルフボールほどの大きさとなり、落下時の衝撃も強くなります。
大きな雹が屋外設備に当たった場合、給水管の保温材や給湯器の外装などが損傷する恐れもあるでしょう。
保温材が破れたり外れたりすると、配管が外気の影響を受けやすくなるため、雹や雷がおさまり、安全が確認できてから状態を確認してください。
凍結や破損から水道管を守るための具体的な対策手順

急な冷え込みが予想される場合は、事前に対策を講じることで、水道管の凍結リスクを抑えられます。
屋外設備の確認や保護は、雹・霰・霙や雷が発生する前の安全な時間帯に行いましょう。
ここでは、身近なものを使用して屋外の配管を保護する方法を紹介いたします。
保温材を使用した配管の保護
むき出しになっている屋外の水道管には、専用の保温材やご家庭にあるタオルなどを巻き、凍結を予防することが大切です。
次の作業は、天候が悪化する前の安全な時間帯に行ってください。
- むき出しになっている配管の汚れや水分を雑巾などで拭き取る
- 配管の周りに市販の保温材や厚手のタオルを隙間なく巻き付ける
- 保温材が濡れないよう、上からビニール袋などで覆う
- 風で飛ばないよう、ひもやビニールテープで固定する
- 冷えやすい水栓の金具部分も同様にタオルと袋で覆う
少量の水を出し続けて凍結を防ぐ方法
厳しい冷え込みが予想される夜間は、水道管内の水を少量流し続ける方法が、一時的な凍結予防として有効です。
屋外の水栓や、むき出しの水道管と接続している水栓から、割りばし片方分の先端ほどの太さで水を流してください。
流した水は容器にため、翌日の掃除などに活用しましょう。
なお、給湯器の凍結予防方法は製品によって異なるため、取扱説明書やメーカーの案内に従ってください。
関連記事:【2026年最新版】高知の冬は平野と山間部で別世界!地域別の水道管凍結トラブル対策
雹・霰・霙に関するよくある質問

天候が悪化した際の水まわりの対応について、多くの方から寄せられる疑問にお答えします。
Q1.大きな雹が降っているときに屋外の様子を確認しに行ってもよいですか?
非常に危険ですので、雹が降っている間は絶対に屋外へ出ないでください。
大きな氷の塊が直接当たると大怪我をする恐れがあるため、安全な屋内で待機しましょう。
配管などの損傷が心配な場合は、雹や雷がおさまり、安全が確保できてから確認を行ってください。
Q2.水道管が凍結して水が出ない場合はお湯をかけてもよいですか?
凍結した配管に熱湯をかけると、急激な温度変化により配管が破裂する恐れがあるため絶対におやめください。
自然に溶けるのを待つか、凍結している部分にタオルを被せ、その上からぬるま湯をゆっくりとかけて徐々に温めるようにしましょう。
Q3.給湯器の配管から水漏れしているのを発見した場合はどうすればよいですか?
まずは給湯器の止水栓またはご自宅の水道の元栓を閉めて、被害の拡大を防いでください。
漏電の恐れがあるため、濡れた手で電源プラグには触れないようにしましょう。
また、給湯器本体から水が漏れている場合はメーカーや設置業者へ、接続配管から漏れている場合は水道修理業者へ相談してください。
関連記事:お湯が出ない⁉給湯器や水道管が凍結したときの対処法
急な天候の変化からご家族の安心と快適な暮らしを守るために

雹、霰、霙は、氷の粒の大きさや降り方、発生する気象条件が異なります。
冷え込みが予想されるときは、屋外の配管を保温したり、少量の水を流したりすることで凍結を予防しましょう。
私たち「こうち水道職人」は、凍結による配管の破裂や水漏れなど、水まわりのトラブルについてご相談を承っております。
天候が回復したあとに配管の破損や水漏れを発見した際は、ご自身で無理に対応せず、お気軽にご相談ください。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。













